受験ガイド 第一種電気工事士

第一種電気工事士 学習ロードマップ|合格までの全ステップを完全ガイド

この記事でわかること

  • 第一種の試験概要と合格までの全体像
  • 学科9科目の最適な学習順序
  • 技能試験の基本作業から候補問題までのステップ
  • 模擬試験3回分で仕上げる方法
  • 免状申請に必要な実務経験の要件

結論から言います。第一種電気工事士は、第二種の知識をベースに「高圧」の分野を上乗せする試験です。このページでは、当サイトの第一種関連記事を最適な学習順に並べました。

第二種をすでに取得している方は、学科のSTEP 1〜9で第一種固有の内容を学び、技能試験の候補問題を練習すれば合格に近づけます。

受験ガイドで試験の全体像をつかむ
学科試験を学ぶ(9科目)
模擬試験で仕上げ(3回分・150問)
技能試験を練習する(候補問題10問)
合格!免状を手に入れる

試験の概要

項目 学科試験 技能試験
出題形式 マークシート4択 候補問題10問から1問出題
出題数 50問 1問
試験時間 140分 60分
合格基準 60%以上(30問正解) 欠陥なしで完成
合格率 約50〜55% 約60〜65%

第二種と比べて学科の試験時間が長く(140分)、技能も60分に拡大されます。出題範囲に「高圧受電設備」「発電・送電・変電」「電気応用」などが加わります。

学科試験の学習ロードマップ

第一種の学科試験は第二種と共通する科目に加え、高圧・特別高圧に関する科目が追加されます。第二種の知識がある前提で、第一種固有の内容を中心に学習しましょう。

STEP 1:基礎理論(1記事)

三相交流回路の計算、Y-Δ変換など、第二種より高度な計算問題に対応します。

  1. 三相交流回路の計算|Y-Δ変換と三相電力をわかりやすく解説|第一種電気工事士 基礎理論

STEP 2:配電理論(1記事)

高圧配電線路の電圧降下と短絡電流の計算を学びます。

  1. 高圧配電線路の電圧降下と短絡電流計算をわかりやすく解説|第一種電気工事士 配電理論

STEP 3:電気応用(1記事)

電動力応用・電熱・照明の計算など、第一種で新たに加わる科目です。

  1. 電気応用の基礎|電動力応用・電熱・照明の計算をわかりやすく解説|第一種電気工事士

STEP 4:電気機器・受電設備(1記事)

高圧受電設備(キュービクル)の構成機器と単線結線図を学びます。第一種の中心テーマです。

  1. 高圧受電設備の仕組みと構成機器|キュービクルの単線結線図を読もう|第一種電気工事士

STEP 5:施工方法(1記事)

高圧ケーブル工事や特殊場所(危険物施設・粉じん場所等)の工事方法を学びます。

  1. 高圧ケーブル工事・特殊場所の工事をわかりやすく解説|第一種電気工事士 施工方法

STEP 6:検査方法(1記事)

高圧受電設備の竣工検査・耐圧試験・保護継電器試験を学びます。

  1. 高圧受電設備の検査方法|耐圧試験・保護継電器試験をわかりやすく解説|第一種電気工事士

STEP 7:配線図(1記事)

高圧受電設備の単線結線図と図記号を読み取る力を身につけます。

  1. 高圧受電設備の単線結線図と図記号|PF・S形とCB形の読み方|第一種電気工事士 配線図

STEP 8:発電・送電・変電(1記事)

電力系統の全体像(発電所→送電線→変電所→配電)を学びます。

  1. 発電・送電・変電の基礎知識|電力系統の全体像をわかりやすく解説|第一種電気工事士

STEP 9:法令(1記事)

自家用電気工作物の保安体制・電気主任技術者の選任など、第一種で追加される法令を学びます。

  1. 自家用電気工作物と電気主任技術者をわかりやすく解説|第一種電気工事士 法令

模擬試験で仕上げ(3回分・全150問)

STEP 1〜9の学習が終わったら、本番と同じ50問形式の模擬試験で実力をチェックしましょう。3回分あるので、繰り返し解いて弱点を補強できます。

  1. 第一種電気工事士 学科模擬試験【第1回】|PF-S形50問で実力チェック
  2. 第一種電気工事士 学科模擬試験【第2回】|CB形50問で実力チェック
  3. 第一種電気工事士 学科模擬試験【第3回】|CB形+非常用発電50問で総仕上げ

ミニテストで理解度チェック!
各記事に対応するミニテスト(10問)を用意しています。記事を読んだ後、末尾のリンクから挑戦してください。

技能試験の学習ロードマップ

第一種の技能試験は試験時間60分で、第二種より複雑な回路を施工します。高圧部分(KIP線・端子台)の作業が加わるのが最大の違いです。まず基本作業を覚えてから、候補問題10問を練習しましょう。

STEP 10:基本作業を覚える(1記事)

KIP線の剥ぎ取り、端子台への結線、CVVケーブルの処理など、第一種固有の基本作業を学びます。第二種の基本作業(VVF剥ぎ取り・輪づくり・圧着)は習得済みの前提です。

  1. 第一種電気工事士 技能試験の基本作業|KIP線・端子台・CVVケーブルの施工

STEP 11:複線図の書き方(2記事)

第一種の技能試験では、高圧部分は端子台で代用されるため低圧側のみ複線図を書きます。制御回路(電磁開閉器)のパターンも押さえましょう。

  1. 複線図の書き方|基本ルールと4ステップ|第一種電気工事士
  2. 制御回路の複線図|自己保持回路の書き方|第一種電気工事士

合格後の手続き

第一種電気工事士は、試験に合格しても実務経験がないと免状が交付されません(電気工事に関する実務経験3年以上、または大学・高専の電気系卒業で実務経験なし等の条件あり)。合格証書は届きますが、免状申請は実務経験を積んでから行います。

第二種との違い:第二種は合格後すぐに免状申請できますが、第一種は実務経験が必要です。ただし、合格の有効期限はないため、焦る必要はありません。

まとめ

第一種電気工事士は、第二種の上位資格として高圧受電設備の知識と技能が求められます。学科試験では高圧・特別高圧の科目が加わり、技能試験ではKIP線や端子台の作業が追加されます。

学習のコツは3つです。

  • 第二種の知識を土台にする ── 基礎理論・法令は第二種と重複する部分が多い
  • 高圧受電設備を重点的に ── 学科でも技能でも中心テーマ。単線結線図が読めれば強い
  • 候補問題10問を繰り返し練習 ── 技能は練習量がものを言う

このロードマップの順番で進めれば、効率よく試験範囲をカバーできます。合格を目指してがんばりましょう。

第一種の学習を始めよう

このロードマップに沿って学習すれば、第一種電気工事士の合格に必要な知識を効率よく身につけられます。テキストを1冊選んで、STEPごとに進めていきましょう。

第一種の学科テキストは「すいーっと合格 第1種電気工事士 学科試験」(ツールボックス)がおすすめです。第二種と同じシリーズなので、スムーズに学習を進められます。

独学に不安がある方は、通信講座も選択肢の一つです。

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

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