2種 基礎理論
結論:オーム→電力→分岐→交流→コンデンサの順で「式を選ぶ理由」を身につける
第二種電気工事士の基礎理論を、5本の解説記事と4本の10問ミニテストで学ぶカテゴリです。最初はオームの法則と合成抵抗、次に電力・電力量・発熱量へ進み、回路の分岐、交流の位相と力率、コンデンサへ広げます。公式を覚えるだけでなく、問題のどの条件からその式を選ぶのかを説明できる状態を目指します。
苦手の症状から最初の記事を選ぶ
W・Wh・Jを混同する電力、電力量、ジュール熱、水の加熱を区別する
分岐回路で式が作れないKCLで電流、KVLで一周の電圧を整理する
交流・力率が曖昧R・L・C、位相、インピーダンスを図でつなぐ
容量とリアクタンスを混同する直列・並列の合成容量、Q=CV、XCを分ける
5本の解説と4本のミニテストを順番に進める
| 順番と論点 | 解説記事 | 確認テスト |
|---|---|---|
| 1 直流回路 V・I・R、直列・並列 |
オームの法則と合成抵抗 | オームの法則ミニテスト |
| 2 電力・エネルギー P、Wh・J、ジュール熱 |
電力・電力量・発熱量 | 記事内の独自3問 |
| 3 分岐回路 KCL・KVL、式の立て方 |
キルヒホッフの法則 | キルヒホッフの法則ミニテスト |
| 4 交流回路 R・L・C、Z、力率 |
交流回路の基礎 | 交流回路ミニテスト |
| 5 コンデンサ 合成容量、Q、XC |
コンデンサの計算 | コンデンサ計算ミニテスト |
ミニテストで間違えたら、正解の記号ではなく「使う式」「代入前の単位」「直列か並列か」のどこで判断を誤ったかを一行で残します。7問未満なら解説へ戻り、7問以上でも同じ種類のミスが2回あれば、その論点だけ解き直してください。点数は目安であり、理由を説明できることを優先します。
計算問題は6行の型で解く
- 求める量を書く:電圧V、電流A、抵抗Ω、電力Wなど、答えの単位を先に決める。
- 与えられた量を書く:数値と単位を抜き出し、mA、kΩ、μFなどを必要に応じて換算する。
- 回路条件を決める:直列・並列、直流・交流、線間値・相値のどれかを図に印す。
- 文字式を書く:数値をすぐ入れず、何を求める形に変形するか確認する。
- 数値を代入する:括弧と途中式を残し、平方根や逆数の範囲を明確にする。
- 大きさを見直す:単位、桁、電流の分流、合成値が元の値と比べて不自然でないか確認する。
現場につなげる見方
電圧を水圧、電流を流量、抵抗を流れにくさとして想像するのは入口として有効です。ただし交流の位相やコンデンサまで水の例えだけで決めず、最後は回路図と式へ戻ります。「コンセントの電圧」「負荷へ流れる電流」「電線や器具で生じる損失」のどれを計算しているかを言葉にすると、式の取り違えを減らせます。
よくある4つの間違いと戻り先
- 並列抵抗を足した:オームの法則と合成抵抗へ戻り、合成値が最小の抵抗より小さくなるか確認する。
- 分岐点の電流が合わない:キルヒホッフの法則で、流入電流と流出電流を矢印でそろえる。
- 力率を抵抗値として使った:交流回路の基礎で、有効電力と皮相電力、RとZの関係を分ける。
- コンデンサの直列・並列を抵抗と同じにした:コンデンサの計算で、合成容量の増減を図から見直す。
基礎理論を終えたら、次の2種 配電理論・配線設計で、電圧降下、許容電流、幹線・分岐回路へ広げます。分野全体へ戻る場合は第二種 学科試験、50問で横断確認する場合は第二種 学科模擬試験【第1回】を使ってください。
公式の試験範囲と公表問題を確認する
電気技術者試験センターは、第二種学科試験の7科目の最初に「電気に関する基礎理論」を掲げています。出題形式や受験方法は受験期の案内を確認し、公表問題を使うときは年度・試験期を区別してください。
当サイトのミニテストと模擬試験は、理解確認のために作成したオリジナル問題です。公式の過去問題そのものではありません。公式問題を参照する場合は、試験センターが示す出典表記や利用上の留意点も確認してください。