1種 候補問題

候補問題No.2の複線図と作業ポイント|確認表示灯付きスイッチ回路|第一種電気工事士 技能試験

この記事でわかること

  • No.2の回路構成(確認表示灯付きスイッチ)
  • 同時点灯と異時点灯の配線の違い
  • 確認表示灯(パイロットランプ)の接続方法
  • 施工条件から点灯方式を読み取るコツ

この記事は令和8年度(2026年度)の公表候補問題に基づいています。施工条件の詳細(ケーブルの種類・長さ・接続方法など)は試験当日に明示されます。

結論から言います

候補問題No.2は、単相変圧器で降圧し、確認表示灯(パイロットランプ)内蔵スイッチで照明を操作する問題です。

No.2のポイント
電源:1φ2W 6,600V → 変圧器 → 100V
主な機器:ランプレセプタクル、確認表示灯(A)(3A)、スイッチ(イ)
難易度:中程度(確認表示灯の結線がポイント)
注意点:確認表示灯の配線方式(同時点灯 or 異時点灯)は施工条件で指定

第一種固有の基本作業(KIP線・端子台・CVVケーブル)については「第一種電気工事士 技能試験の基本作業|KIP線・端子台・CVVケーブルの施工」で詳しく解説しています。

回路の構成

電源6,600Vを変圧器で100Vに降圧し、確認表示灯(パイロットランプ)内蔵スイッチでランプレセプタクルを操作する回路です。確認表示灯の配線方式(同時点灯・異時点灯)は施工条件で指定されます。

器具 数量 備考
変圧器(端子台で代用) 1 高圧→100V
ランプレセプタクル 1 照明負荷
確認表示灯内蔵スイッチ 1 A(3A)
埋込連用タンブラスイッチ 1
ジョイントボックス 1 アウトレットボックス

単線図

以下が候補問題No.2の単線図です。試験では、この単線図と施工条件を読み取り、低圧側の配線作業を行います。

【図】候補問題No.2 単線図
(画像準備中)

複線図の書き方

第一種の候補問題では、高圧側は端子台で代用されるため、低圧側の複線図を書くことが重要です。高圧側の端子台は施工条件で端子番号が指定されます。

確認表示灯の配線パターン

確認表示灯の配線方式は試験当日の施工条件で指定されます。いずれのパターンにも対応できるようにしておきましょう。

同時点灯:スイッチONで照明とランプが同時に点灯
→ 確認表示灯を負荷と並列に接続

異時点灯:スイッチOFFでランプが点灯(消し忘れ防止)
→ 確認表示灯をスイッチと並列に接続

Step 1:接地側(白)を負荷へ
変圧器100V端子(N側)──白── ランプレセプタクル(受金ねじ部)
Step 2:非接地側(黒)をスイッチへ
変圧器100V端子(L側)──黒── スイッチ(入力側)
Step 3:スイッチから負荷+確認表示灯
スイッチ──色自由── ランプレセプタクル
確認表示灯は同時 or 異時の指定に従って接続
【図】候補問題No.2 複線図(低圧側)
(画像準備中)

施工のポイント

  • 確認表示灯の配線方式 ── 同時点灯か異時点灯か、施工条件を必ず確認
  • 3Aの意味 ── 確認表示灯の定格電流。配線上の制約はないが、仕様として把握しておく
  • 変圧器端子台 ── 高圧側(KIP線)と低圧側(VVFケーブル)の結線を正確に
  • 接地線EB ── 変圧器の二次側中性点の接地端子への接続忘れに注意

よくある欠陥

欠陥=一発不合格です。第一種は第二種と同じ欠陥判定基準が適用されます。特に端子台への結線は第一種特有のミスが起きやすいので注意してください。

  • 確認表示灯の配線方式の間違い(同時と異時を取り違え)
  • ランプレセプタクルの極性間違い
  • 変圧器端子台の結線ミス
  • 接地線EBの未接続
  • KIP線の心線損傷

No.2の攻略の核心

確認表示灯の同時/異時を施工条件で確認し、正しく配線する

No.2の最大のポイントは確認表示灯(パイロットランプ)の接続方法です。施工条件に「同時点灯」と書かれているか「異時点灯」と書かれているかで、配線が180度変わります。

  • 同時点灯 = PLを負荷と並列に接続 → スイッチONで照明もPLも点灯
  • 異時点灯 = PLをスイッチと並列に接続 → スイッチOFFでPLが点灯(消し忘れ防止)

覚え方:「同時は照明と仲良し(並列)、異時はスイッチと仲良し(並列)」

同時点灯 vs 異時点灯 比較カード

同時点灯
SWオン → 照明 ON, PL ON
SWオフ → 照明 OFF, PL OFF

接続方法
PLを負荷(照明)と並列に接続

イメージ
照明と一緒に点く・消える
「照明と仲良し」

異時点灯
SWオン → 照明 ON, PL OFF
SWオフ → 照明 OFF, PL ON

接続方法
PLをスイッチと並列に接続

イメージ
照明と逆に点く・消える
「スイッチと仲良し」

よくある間違い3選

No.2で多い欠陥パターン
  1. 同時と異時を逆に接続してしまう
    → 施工条件を必ず2回確認してから配線を開始する
  2. 確認表示灯の配線を忘れる
    → 複線図を描く段階でPLも必ず書き込む。照明だけ描いて満足しない
  3. EB接地の接続先を外箱と間違える
    → EBは変圧器の二次側中性点に接続する(外箱ではない)

まとめ

候補問題No.2は単相変圧器で降圧し、確認表示灯(パイロットランプ)内蔵スイッチで照明を操作する問題です。試験当日は施工条件をよく読み、端子台の結線番号や接地線の接続先を確認してから作業を始めましょう。

確認問題

【問題1】確認表示灯(パイロットランプ)を「同時点灯」で接続する場合、PLの接続先として正しいものはどれか。

イ.スイッチと直列
ロ.スイッチと並列
ハ.負荷(照明)と並列
ニ.電源と直列

解答を見る

正解:ハ
同時点灯は「PLを負荷(照明)と並列」に接続します。スイッチをONにすると照明とPLの両方に電流が流れ、同時に点灯します。「ロ.スイッチと並列」は異時点灯の接続方法なので混同しないよう注意しましょう。

【問題2】確認表示灯が「スイッチOFFのときに点灯」する方式はどれか。

イ.同時点灯
ロ.異時点灯
ハ.常時点灯
ニ.消灯

解答を見る

正解:ロ
異時点灯はPLをスイッチと並列に接続する方式です。スイッチOFFのとき、PLに電流が流れて点灯します(「照明が消えているよ」とわかる消し忘れ防止の役割)。スイッチONではPLが短絡されて消灯し、代わりに照明が点灯します。

【問題3】EB種接地を施す箇所として正しいものはどれか。

イ.高圧KIP線の端子
ロ.変圧器の二次側中性点
ハ.ランプレセプタクルの外箱
ニ.ジョイントボックスの金属部

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正解:ロ
EB種接地はB種接地に相当し、変圧器の二次側(低圧側)中性点に施す接地です(電技解釈第17条)。高圧の混触事故が発生した際に、低圧側の電圧上昇を抑えて人体を保護する目的があります。「外箱への接地」ではないので注意してください。

【問題4】ランプレセプタクルの受金ねじ部に接続すべき電線はどれか。

イ.非接地側(黒)
ロ.接地側(白)
ハ.接地線(緑)
ニ.任意

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正解:ロ
ランプレセプタクルの受金ねじ部(外側の金属筒)には接地側(白線)を接続します。電球を交換するとき、人が触れやすい外側の金属部分が接地側であれば感電事故を防げます。奥の中央端子(へそ)には非接地側(黒線)を接続します。

第一種の技能試験対策に

確認表示灯の同時/異時点灯は配線パターンを手で覚えるのが確実です。テキストで理論を押さえたら、実際の材料で繰り返し練習しましょう。

独学に不安がある方は、通信講座で映像を見ながら練習するのも効果的です。

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