第一種 模擬試験

結論:3回を連続消化せず、「受験→原因分類→分野復習→再回答」を1回ずつ完了する

第一種電気工事士の学科対策用に、当サイトが独自作成した50問模試を3回用意しています。第1回はPF・S形、第2回はCB形、第3回はCB形と非常用発電設備を軸に、一般問題40問+配線図問題10問を140分で解きます。点数だけで終わらせず、9科目と単線結線図へ戻るための入口です。

公式仕様と模試の位置付けを確認する

電気技術者試験センターの学科試験案内では、第一種学科は四肢択一50問・140分、一般問題40問程度・配線図問題10問程度、9科目と示されています。CBT方式の公式案内では1問2点、60点(30問/50問)が合格基準です。この模試も1問2点・50問で採点します。

  • 本試験の過去問題ではありません:公式の科目と形式を基にした、当サイトのオリジナル問題です。
  • 出題予想ではありません:PF・S形、CB形、非常用電源を設備別に横断する練習用構成です。
  • 合格を保証する判定ではありません:30問は採点の基準線として使い、弱点・時間・再現性も別に記録します。

模試を使うタイミングを目的で選ぶ

9科目を全部覚えてから模試を始める必要はありません。ただし、学習開始直後と本番直前では目的を変えます。

  • 学習1周前:50問を140分で受けるのではなく、問題を見て「知っている・未学習」を分ける範囲確認に使う。得点は本番判定にしない。
  • 9科目の解説1周後:第1回を同一条件で受け、知識、計算、読図、条件読解、時間のどこが弱いかを初めて測る。
  • 弱点復習後:第2回で設備構成を変え、前回覚えた答えではなく、同じ考え方を別問題へ移せるか確認する。
  • 本番前:第3回で140分の解答・保留・見直しを再現し、3回共通で残った弱点を仕上げる。

第1回を初見で使いたい場合は、途中で1問ずつ答え合わせしません。未学習が多い段階では第一種電気工事士 学習ロードマップへ戻り、9科目の解説とミニテストを一周してから診断回を始めます。

3回分の問題・解答用紙・全問解説

第1回|PF・S形問題50問
解答用紙
正答・全問解説
LBSとPFの役割、変圧器、計算、9科目の基準を診断
第2回|CB形問題50問
解答用紙
正答・全問解説
CT・OCR・DGR・VCBの検出、判定、遮断を横断
第3回|CB形+非常用発電問題50問
解答用紙
正答・全問解説
受電・保護に、停電検出、発電機、ATS、非常用負荷を接続

第1回から第3回で設備の範囲を広げる

配線図の中心 説明できるようにする流れ
第1回 PF・S形受電設備 LBSが負荷電流を開閉し、PFが短絡電流を遮断する役割分担
第2回 CB形受電設備 CT/ZCTなどの検出→OCR/DGRの判定→VCBの遮断
第3回 CB形+非常用発電設備 受電・保護に、停電検出→発電機始動→電圧・周波数確立→ATS切替→非常用負荷を加える

3回は公式過去問題の年度別セットではなく、設備構成を変えた独自模試です。第1回で30問を超えたから自動的に第2回へ進むのではなく、PF・S形の役割を説明し、誤答を再回答できてからCB形へ移ります。

単線結線図は6地点を同じ順で追う

配線図問題は、図記号を一つずつ暗記するだけでは設備全体の問いに対応しにくくなります。第1回から第3回まで、次の6地点を同じ順で指し、電気の経路と保護信号を分けます。

  1. 受電点:PASなどの区分開閉器、地絡検出、責任分界点を確認する。
  2. 高圧主回路:DS、LBS+PFまたはVCBが、何を開閉・遮断するかを分ける。
  3. 検出と判定:CT・ZCT・VTなどが取り出す量と、OCR・DGRなどが判定する事故を対応させる。
  4. 変圧・低圧主幹:変圧器容量・結線・一次/二次電流、低圧側の遮断器と負荷を追う。
  5. 接地・計測・力率改善:EA〜ED、VCT、SC・SRなどを、主回路の役割と混ぜず確認する。
  6. 非常用電源:第3回では常用側と発電機側をATSまで別々に追い、同時投入を防ぐ切替の流れを見る。

短絡事故なら「事故電流→CT→OCR→VCB」、地絡事故なら「零相量→地絡継電器→開閉器」のように、電力が流れる主回路事故を検出して遮断を指令する信号を二本に分けて説明します。非常用発電設備も、発電電力の経路と停電検出・始動・切替の制御順を別に追います。

受験前に5つの条件をそろえる

  1. 140分を確保:途中で解説を見ず、50問を最後まで通す時間を用意する。
  2. 参考資料を閉じる:参考書、検索、電卓履歴、正答ページを受験中に開かない。
  3. 解答用紙を分ける:問題ページと別に開き、答えと迷い印を記録する。
  4. 開始・終了時刻を残す:合計だけでなく、初回に問50へ到達した時刻も書く。
  5. 中断ルールを決める:中断した場合は模試の点数へ混ぜず、練習回として扱う。

最初の目的は「30問を超える」だけではなく、知識がなくて止まる問題、計算に時間がかかる問題、単線結線図を読み違える問題を同じ条件で発見することです。

140分は「解答・保留・見直し」の3状態で管理する

全員に同じ固定分数を当てはめるより、1回目の記録から自分の配分を作ります。各問を次の3状態に分けると、難問で止まったまま未回答を残しにくくなります。

  • 解答:根拠または途中式を説明でき、選択肢を決めた。
  • 保留:候補は絞れたが根拠が弱い。印を付けて次へ進む。
  • 未回答:計算・図面・用語で止まった。長く留まらず、残り時間で戻る。

第1回は「問50へ到達した時刻」と「見直し開始時刻」を計り、第2回で調整します。CBTを選ぶ予定なら、本文の知識とは別に公式CBT体験版で問題移動・見直し・終了操作も確認してください。

CBT方式と筆記方式で操作だけを分けて練習する

学科の出題範囲と四肢択一は共通でも、解答操作は異なります。どちらを選ぶ場合も、模試の問題内容を変えるのではなく、予定する方式の操作を別に練習します。

  • CBT方式:画面で問題・図を読み、選択、未回答確認、見直し、終了操作を行う。配線図を画面上で拡大・確認する感覚は公式体験版で確かめる。
  • 筆記方式:問題冊子とマークシートを想定し、問題番号と解答欄のずれ、飛ばした問題の塗り忘れを見直す。

サイト上の模試は、問題ページと解答用紙を別タブで開けます。CBT練習では画面上の移動を増やしすぎないよう、未回答・保留の記録方法を決めます。筆記練習では解答用紙を印刷または紙へ写し、問題番号を一問ごとに照合します。公式の日程・方式は年度で変わり得るため、申込み前に最新の受験案内を確認してください。

採点は正誤と確信度を分ける

結果 判定 次の処理
正解・根拠あり いったん通過 回をまたいで再現できるか確認
正解・迷いあり 復習対象 正解理由と他選択肢の誤りを書く
不正解・未回答 原因分類 知識、計算、読図、条件、時間へ分ける

偶然選んだ正解を通過扱いにすると、点数だけが先に上がります。解説を読んだ後は、正答文を暗記するのではなく「なぜ正しいか」「残り3択はどの条件が違うか」を短く説明します。

誤答を9科目へ戻す

誤答の中心 戻る分野 再回答前にできるようにすること
交流・三相・配電計算 三相交流回路電圧降下と短絡電流 求める量、式、相/線の値、単位を分ける
機器・受電・電気応用 受電設備電気応用 機器の入力、出力、保護対象、設置位置を説明
施工・検査 高圧施工検査方法 対象、回路状態、試験器、判定を対応
配線図・発変電・法令 単線結線図発電/送電/変電自家用と法令 設備の流れと、制度の主語・対象・条件を分離

復習範囲を「第2回を全部やり直す」と広げず、誤答した分野の記事と該当設問だけに絞ります。9科目全体の位置を見直す場合は第一種 学科試験カテゴリへ戻ってください。

3回の間に修正期間を置く

  1. 模試を140分で受け、正答数、迷い、未回答、問50到達時刻を記録する。
  2. 解答・解説で採点し、誤答と迷った正解を原因別に分ける。
  3. 分野記事へ戻り、式・機器の役割・図面の信号経路を自分の言葉で説明する。
  4. 該当問題だけを、選択肢の並びに頼らず翌日以降に再回答する。
  5. 同じ原因の誤答が減ったことを確認してから、次の設備構成の模試へ進む。

3回を同日に連続すると、疲労と知識不足を切り分けにくく、解説の短期記憶も点数へ混ざります。「前回より点数が上がったか」だけでなく、「同じ原因の誤答が減ったか」を次回の判定にします。

3列の記録で伸びを比較する

  • 得点:正答数/50、迷って正解した数、未回答数。
  • 時間:問50到達、見直し開始、終了、時間切れになった分野。
  • 原因:知識、計算、読図、条件読解、時間の件数と、次に戻る記事。

「35点」ではなく「35/50、迷い8、未回答2、計算3・読図4」のように残すと、得点が同じでも改善点を比較できます。第3回終了後は、3回すべてで繰り返した原因を最優先で直します。

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模試前の学習順へ戻る場合は第一種電気工事士 学習ロードマップ、学科から技能・免状まで見直す場合は第一種電気工事士カテゴリを使ってください。

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