1種 候補問題

候補問題No.7の複線図と作業ポイント|VCB+CT計器回路|第一種電気工事士 技能試験

この記事でわかること

  • No.7の回路構成(VCB+CT計器回路)
  • CT(変流器)の端子台結線と極性
  • VCB(真空遮断器)の配線方法
  • 計器回路の配線で欠陥になるパターン

この記事は令和8年度(2026年度)の公表候補問題に基づいています。施工条件の詳細(ケーブルの種類・長さ・接続方法など)は試験当日に明示されます。

結論から言います

候補問題No.7は、高圧受電設備の一部として、真空遮断器(VCB)と変流器(CT)を使った計器回路を配線する問題です。

No.7のポイント
電源:3φ3W 6,600V
主な機器:VCB(真空遮断器)、CT×2(変流器)、電流計(A)
難易度:高い(高圧機器の端子台結線が中心)
注意点:CTの2次側配線(K, L端子)、CTの2次側短絡の注意

第一種固有の基本作業(KIP線・端子台・CVVケーブル)については「第一種電気工事士 技能試験の基本作業|KIP線・端子台・CVVケーブルの施工」で詳しく解説しています。

回路の構成

高圧受電設備の主回路に設置されるVCB(真空遮断器)と、電流測定のためのCT(変流器)を配線する回路です。CTは三相のうち2相(通常R相とT相)に設置し、2次側に電流計を接続します。

器具 数量 備考
VCB(端子台で代用) 1 真空遮断器
CT(端子台で代用) 2 変流器(R相, T相)
電流計 1 A
ジョイントボックス 1 アウトレットボックス

単線図

以下が候補問題No.7の単線図です。試験では、この単線図と施工条件を読み取り、低圧側の配線作業を行います。

【図】候補問題No.7 単線図
(画像準備中)

複線図の書き方

第一種の候補問題では、高圧側は端子台で代用されるため、低圧側の複線図を書くことが重要です。高圧側の端子台は施工条件で端子番号が指定されます。

CT(変流器)の配線

重要:CTの2次側は絶対に開放してはいけません。使用しないCTの2次端子は必ず短絡しておきます。開放すると高電圧が発生して危険です。

CTの端子台にはK端子(電源側)とL端子(負荷側)があります。2次側の配線は施工条件で指定された電流計への結線を行います。

VCBの配線

VCBの端子台には主回路端子(R, S, T)があり、高圧側のKIP線を接続します。施工条件に従って、電源側と負荷側を正しく接続してください。

【図】候補問題No.7 複線図(低圧側)
(画像準備中)

施工のポイント

  • CTの2次側配線 ── K端子・L端子の接続方向を間違えない
  • CTの2次側短絡 ── 使わないCTの2次側は短絡線を忘れずに
  • VCBの端子台 ── 電源側と負荷側のKIP線接続
  • 接地線EB・ED ── 施工条件で指定された端子台の接地端子にそれぞれ接続
  • KIP線の処理 ── 3本のKIP線を正確に端子台に接続

よくある欠陥

欠陥=一発不合格です。第一種は第二種と同じ欠陥判定基準が適用されます。特に端子台への結線は第一種特有のミスが起きやすいので注意してください。

  • CTの2次側短絡忘れ(重大な欠陥)
  • CTのK端子・L端子の接続方向間違い
  • VCBの端子台で電源側・負荷側を逆に接続
  • KIP線の心線損傷
  • 接地線の未接続

No.7 攻略の核心

「CTの2次側の配線ミス=重大欠陥」が核心
  • CTの2次側を開放すると高電圧発生 → 絶対禁止
  • K端子=電源側、L端子=負荷側 → 方向を間違えない
  • 使わないCTの2次側は短絡線で接続

覚え方:CTの2次は絶対開けるな、使わないなら短絡せよ

CT端子台の結線イメージ

CT
1次側(KIP線が通る)
2次側(計器へ接続)
R相
K(電源側) ← KIP(R相) → L(負荷側)
k → 電流計A → l
T相
K(電源側) ← KIP(T相) → L(負荷側)
k → 電流計A(or 短絡線) → l

1次側の大文字K・Lと2次側の小文字k・lを区別。使用しない2次側端子は必ず短絡線でk-l間を接続します

よくある間違い3選

No.7でやりがちなミス
  1. CTの2次側短絡を忘れる → 重大欠陥
    使用しないCTの2次側端子は必ず短絡線で接続してください。2次側を開放したまま1次側に電流が流れると、高電圧が発生して大変危険です。試験でも重大欠陥となります。
  2. CTのK端子とL端子を逆に接続
    K端子は電源側、L端子は負荷側です。逆に接続すると電流の方向が逆になり、計器の指示が正しくなくなります。覚え方:「K=Kamiryuu(上流=電源側)」
  3. VCBの電源側と負荷側を逆にKIP線を接続
    VCBの端子台には電源側端子と負荷側端子があります。施工条件に記載された端子番号をよく確認してから結線しましょう。逆にすると欠陥となります。

まとめ

候補問題No.7は高圧受電設備の一部として、真空遮断器(VCB)と変流器(CT)を使った計器回路を配線する問題です。試験当日は施工条件をよく読み、端子台の結線番号や接地線の接続先を確認してから作業を始めましょう。

確認問題

No.7の理解度をチェックしましょう。

Q1. CTの2次側を使用しないとき、端子をどうすべきか。

イ. 開放しておく ロ. 短絡しておく ハ. 接地する ニ. テープで絶縁する

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正解:ロ(短絡しておく)
CTの2次側を開放すると高電圧が発生して非常に危険です。使用しない場合は、必ずk-l端子間を短絡線で接続しておきます。試験では短絡忘れが重大欠陥となります。

Q2. CTの1次側端子でK端子が表す意味は。

イ. 負荷側 ロ. 電源側 ハ. 接地端子 ニ. コイル端子

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正解:ロ(電源側)
CTのK端子は電源側(上流側)を意味します。KIP線が電源側からK端子に入り、L端子(負荷側)から出ていく向きで結線します。K=Kamiryuu(上流)と覚えましょう。

Q3. No.7でCTを設置する相の組み合わせとして一般的なものは。

イ. R相とS相 ロ. S相とT相 ハ. R相とT相 ニ. 3相全て

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正解:ハ(R相とT相)
三相回路では、R相とT相の2相にCTを設置するのが一般的です。3相の電流は合計がゼロになるため、2相の電流を計測すれば残りの1相(S相)の電流も計算で求められます。

Q4. VCBの端子台で電源側と負荷側を間違えた場合、どうなるか。

イ. 問題なし ロ. 欠陥となる ハ. 電流が流れない ニ. VCBが壊れる

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正解:ロ(欠陥となる)
施工条件で指定された端子番号に従わずに電源側・負荷側を逆に接続すると、施工条件違反として欠陥判定を受けます。VCBの端子台は必ず施工条件を確認してから結線しましょう。

参考テキスト

No.7は高圧機器の端子台結線が中心の問題です。CTの配線ルールを理解し、端子台への正確な結線を練習しましょう。

独学が不安な方は通信講座も選択肢です。CTの配線や端子台の結線など第一種特有の高圧機器の実技を映像で学べます。

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