2種 候補問題
結論:13問を順番に周回せず、「共通作業→回路の差分→欠陥の再発防止」で仕上げる
令和8年度(2026年度)第二種電気工事士技能試験の候補問題No.1〜No.13を学ぶカテゴリです。最初から時間だけを追わず、各問の配線図・施工条件・材料表を読み、回路、器具端子、電線の役割、接続、寸法の順で作品へ変換します。13問の違いを整理し、苦手な作業へ戻れるように使ってください。
13問は6つのまとまりで見渡す
候補問題は13問ありますが、毎回すべてが別物ではありません。輪づくり、端子への結線、リングスリーブ圧着、差込形コネクタ、ケーブル外装の処理などの共通作業に、回路や器具の差分が加わります。まず次のまとまりで弱点を探し、その後に各問を通しで施工すると効率的です。
| まとまり | 候補問題 | 最初に見る差分 |
|---|---|---|
| 基本回路と制御 | No.1〜3 | 複数負荷、常時点灯表示灯、タイムスイッチ端子 |
| 異なる電源系統 | No.4〜5 | 三相200V、100V・200V、端子台、接地 |
| 複数箇所からの点滅 | No.6〜7 | 3路の0端子、渡り線、4路スイッチ |
| 端子・接地・表示 | No.8〜10 | 端子台、接地極付器具、表示灯と遮断器 |
| 管工事 | No.11〜12 | E19ねじなし電線管、PF16、IV線、ボックス接続 |
| 条件の総合照合 | No.13 | 端子台、A・Bの接続、接地極付器具 |
公表された候補問題は回路の骨格です。実際の試験では、配線図、施工条件などの詳細が問題に明記されます。同じ番号を練習していても、暗記した完成図をそのまま再現せず、当日示された条件を先に読んでください。
候補問題No.1〜No.13の解説を選ぶ
基本回路・表示灯・タイムスイッチ
No.2|常時点灯PL表示灯を電源のL―N間へ置き、負荷回路と分ける
No.3|タイムスイッチS1・S2・L1の端子と3系統の回路を対応させる
200V・端子台・接地
No.5|100V・200V複合5極端子台、接地端子、取付枠の位置を照合する
No.9|EETコンセント極性・接地線とA・Bで異なる接続方法を確認する
3路・4路と端子台
No.7|3路・4路3か所点滅の経路と4路側の2本1組を崩さない
No.8|リモコンリレー端子台6極端子台と3台分の主回路を対応させる
表示灯・管工事・総合条件
No.11|E19ねじなし電線管IV3本、管端、ボックスへの固定を確認する
No.12|PF16管IV3本とコネクタ、A・Bの接続を分ける
No.13|A・B・端子台接続グループ、極性、取付枠を総合確認する
最初の1周は完成時間を測らない
- 公式候補問題を開く:当年度の配線図、注記、電線・器具を確認する。
- 記事で回路を分ける:常時給電、点滅、表示、200V、接地など、電気的に異なる経路を分離する。
- 施工条件へ印を付ける:色別、端子、接続方法、寸法、施工省略、取付位置を複線図へ移す。
- 無電圧の練習材料で施工する:加工直後と接続直前に、心線の傷、被覆、より線、器具端子を確認する。
- 公式解答・欠陥基準と照合する:見た目だけでなく、未完成、誤結線、寸法、機械的接続、絶縁の状態まで見る。
- 次の1回で直す項目を1つ決める:失敗を「不器用」で終わらせず、読む・描く・加工・接続・確認のどこで起きたか記録する。
最初の1周で時間を測ると、確認を飛ばした速い作業が癖になります。まず完成条件を守って再現できるようにし、2周目から工程別の所要時間を記録してください。
A・Bや電線色を固定パターンとして覚えない
候補問題にあるA・Bなどの表示は、その図の接続箇所を区別するための記号です。「Aは必ずリングスリーブ」「Bは必ず差込形コネクタ」という全問題共通の意味ではありません。また、白線は多くの基本回路で接地側に使いますが、3路回路の渡り線など、施工条件に従って別の役割になる場合があります。
配線図より先に「覚えた完成図」を出さない
同じ候補番号でも、試験問題に記載される施工条件などの詳細を読み直します。電線色や接続材料は、各記事の表を丸暗記するのではなく、「その回で示された条件を作品へ移せたか」の照合用に使ってください。
3枚の台帳で13問の差分を管理する
| 台帳 | 記録する内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 共通作業 | 剥ぎ取り、輪づくり、圧着、差込、器具結線 | 複数問で同じ欠陥が出たとき |
| 問題固有 | 端子台、3路・4路、表示灯、E19、PF16、接地 | 次に練習する番号を選ぶとき |
| 完成確認 | 誤結線、極性、寸法、露出、傷、固定、未施工 | 通し練習の最後3〜5分を整えるとき |
記録は「No.7で失敗」だけでは足りません。「4路の線組を崩した」「Bの4本接続を3本と1本に分けた」のように、次の作品で見直せる粒度にします。同じ原因が2問以上で出たら、候補問題の周回を止め、ケーブル加工、リングスリーブ圧着、器具への接続の部分練習へ戻ります。
40分対策は工程ごとの再現性から作る
令和8年度候補問題の公式資料では、すべての問題について試験時間は40分の予定とされています。ただし、練習の工程配分を全員同じ分数に固定する必要はありません。複線図、寸法取り、器具加工、接続、最終確認の順に時間を記録し、自分の遅い工程だけを部分練習します。
- 完成できない段階:時間制限を外し、誤結線と未施工をゼロにする。
- 完成するが欠陥が残る段階:技能試験の欠陥判定基準で同じ欠陥の再発を止める。
- 正しく完成できる段階:工程別時間を測り、40分へ近づける練習手順で短縮する。
- 時間内に安定する段階:問題順をランダムにし、開始時に施工条件を読み直す習慣を残す。
完成前は7項目を順番に確認する
- 未施工:器具、接続、接地、管、取付枠に手つかずがないか。
- 回路:電源から負荷までを追い、誤結線・短絡になる接続がないか。
- 極性と端子:W、接地、0端子、端子台番号、遮断器の指定を守ったか。
- 接続:リングスリーブのサイズ・刻印、コネクタの本数、差込不足を確認したか。
- 絶縁:心線の傷、被覆の噛み込み、心線の露出、より線の乱れがないか。
- 寸法と外装:指定寸法、外装のボックス内への入り、ケーブルの配置を確認したか。
- 機械的固定:器具、端子ねじ、管とコネクタ、取付枠が外れないか。
自己採点は印象ではなく、最新の公式「欠陥の判断基準」と「技能試験の概要と注意すべきポイント」を開いて行います。迷った箇所を勝手に合格扱いにせず、次回の確認項目として残してください。
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複線図へ戻る色や接続を決める前の回路整理で迷うとき
第二種 技能試験へ戻る工具・欠陥・時短を含む全体の学習順を見直すとき
第二種ロードマップへ戻る学科から技能までの現在地を確認するとき
当年度の問題・施工条件・公式解答を確認する
- 電気技術者試験センター:第二種電気工事士 技能試験の候補問題
- 令和8年度第二種電気工事士技能試験 候補問題No.1〜No.13(PDF)
- 第二種電気工事士試験の問題と解答
- 技能試験に係る欠陥の判断基準等について
- 技能試験の概要と注意すべきポイント(2026年3月更新・PDF)
安全上の注意
候補問題の練習は無電圧の練習材料で行い、既設設備やコンセントの電源へ接続しないでください。試験対策の記事は、実際の電気工事を無資格で行うための手順ではありません。年度により候補問題や資料が更新されるため、練習前に電気技術者試験センターの当年度資料を確認してください。