三相誘導電動機の始動と保護|直入れ・スターデルタ始動とサーマル・3Eリレー
この記事を読み終えると、三相かご形誘導電動機の始動方式(直入れ・スターデルタ・リアクトル・始動補償器)を始動電流と始動トルクの比で比べ、スターデルタ始動で制御盤と電動機の間に6本の電線が要る理由と、サーマルリレー・3Eリレーが検出する異常を説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、スターデルタ始動の「1/3」と、動力制御盤から電動機までの電線の「6本」が、令和5年度から令和8年度上期までの7回のうち、それぞれ2回と3回問われています。判断の軸は2つです。①始動の瞬間の電流とトルクを、どれだけ ...
変圧器の%Zと高圧配電線路の計算|短絡電流・電圧降下・並行運転の条件
この記事では、試験成績書の%Zを読み、Ωへ換算し、電源から故障点までを同じ基準へそろえて合成し、短絡電流・電圧降下・電圧変動率と、並行運転の負荷の分担を計算できるようになります。判断軸は2つです。①いま求めているのは定常時(電圧降下・損失)か事故時(短絡電流)か、②その計算の基準容量・基準電圧・故障点はどこか。この2つを先に固定すると、%Zを見つけた順に足していく誤りを避けられます。%Zは、定格電流を流したときに変圧器内部のインピーダンスで生じる電圧降下を、定格電圧に対する百分率で表した値です。%Zが小さ ...
力率改善と高圧進相コンデンサ|容量kvarの計算と直列リアクトル6%・第5高調波
この記事を読み終えると、力率改善に必要な進相コンデンサの容量〔kvar〕を Q = P(tanθ1 − tanθ2) で計算し、コンデンサにつながる直列リアクトルと放電装置の役割を、単線結線図の上で説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、コンデンサの容量の計算と、直列リアクトルの役割・リアクタンス(6%)が繰り返し出ています。高調波の発生源や、平均力率を求める計器が問われた回もあります。判断の軸は2つです。①遅れの無効電力をどれだけ打ち消すか(容量の計算)、②コンデンサにつなぐ機器が何を防 ...
ZCT・ZPD・EVTの違い|地絡保護のしくみとGR・DGR、地絡電流の計算
この記事を読み終えると、ZCT・ZPD・EVTが何を取り出す機器かを言い分け、GRとDGRの違いを地絡電流の流れる向きから説明し、対地静電容量から地絡電流を計算できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、PASの中の機器が「零相電流を検出する」のか「零相電圧を検出する」のかを選ぶ問題と、構内のケーブルが長い施設に設ける継電装置を選ぶ問題が、繰り返し出ています。どちらも、地絡電流がどこを通って戻るかを図でつかむと、答えの理由まで言えます。この記事は試験の学習用で、実際の設備の結線や作業の手順を示すも ...
高圧絶縁耐力試験|試験電圧10,350Vの求め方と充電電流・試験容量の計算
この記事を読み終えると、公称電圧6.6kVの電路の絶縁耐力試験の電圧(交流10,350V・直流20,700V)を自分で求め、ケーブルの充電電流と、試験に要る電源の容量を計算できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、絶縁耐力試験の電圧と時間の組み合わせや、ケーブルを直流で試験するときの計算式が繰り返し出ています。10,350Vという数値を丸ごと覚えるより、公称電圧から順に掛けていく道すじで覚えると、選択肢の数値がどの掛け忘れで出たものかまで見分けられます。この記事は試験の学習用で、実際の設備で試験 ...
VCBの引外し回路とインターロック|OCR・52a・引外し方式の違い
この記事を読み終えると、過電流継電器(OCR)の合図でVCBが開くまでの道すじを図で追い、電圧引外し・コンデンサ引外し・過電流引外しの違いと、DSやVCBのインターロックの役目を説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科で出る単線結線図では、過電流継電器からVCBへ、破線が1本引かれています。この破線の中身が引外し回路です。回路そのものが細かく問われることは多くありませんが、ここを知っていると「VCBはなぜ自分で判断しないのか」「DSをなぜ先に開いてはいけないのか」がつながります。この記事は試験の ...
PF・S形とCB形の違い|主遮断装置の構成と限流ヒューズの働き
この記事を読み終えると、高圧受電設備の「CB形」と「PF・S形」を主遮断装置の構成と受電設備容量から言い分け、限流ヒューズが短絡電流を遮断するしくみを図で説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、「受電設備容量400kV·AにPF・S形は適切か」「PF・S形の主遮断装置として必要でないものはどれか」のように、2つの形の違いが問われます。違いの中心にあるのは、高圧限流ヒューズ(PF、Power Fuse)です。この記事は試験の学習用で、実際の設備をどちらの形にするかを決めるためのものではありま ...
非常用発電機とATSの単線結線図|切替開閉器・インタロックと不足電圧継電器の位置
この記事を読み終えると、高圧受電設備の単線結線図で非常用予備発電装置と切替開閉器の位置を見つけ、常用電源と発電機が同時につながらないしくみ(双投形の切替開閉器・遮断器のインタロック)と、停電から復電までの流れを説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、令和5年度から令和8年度上期までの7回のうち2回、単線結線図に非常用予備発電装置が描かれました。切替開閉器の常用側にある継電器の図記号と番号、発電機の遮断器とインタロックを施す機器が問われています。非常用予備発電装置の工事に従事できる資格も、1 ...
高圧受電設備の接地系統図|A種・B種・D種の対象と避雷器の接地
この記事を読み終えると、A種・B種・C種・D種の接地工事を「何に施すか」で言い分け、B種の接地抵抗値と地絡した外箱の対地電圧を計算し、避雷器の役割と接地を単線結線図の上で説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、機器の外箱に施す接地工事の種類、D種接地工事を施す箇所、B種接地抵抗値の式、避雷器の施設と接地線の太さが、繰り返し出ています。名前と数値を丸ごと覚えるより、何を守るための接地かで分けると取り違えません。この記事は試験の学習用で、実際の設備の施工や測定の手順を示すものではありません。 ...
CT・VT・VCT・ZCTの違い|計器用変成器の役割と電流計・電圧計の回路
この記事を読み終えると、CT・VT・VCT・ZCTが何を取り出してどこへ渡すかを単線結線図の上で言い分け、CTとVTの台数・結線・二次側でしてはいけないことと、変流比から一次電流を読む計算を説明できるようになります。 第一種電気工事士の学科では、写真や図記号から機器の用途を選ぶ問題、VTの台数とヒューズの本数、CTの複線図、二次側の接地工事の種類が、繰り返し出ています。どれも、4つの機器の役目を1枚の図の上で分けておくと答えられます。この記事は試験の学習用で、実際の設備の結線や作業の手順を示すものではあり ...









