第一種 模擬試験 第一種電気工事士

第一種電気工事士 学科模擬試験【第1回】|PF・S形50問で実力チェック

結論:140分を確保し、答えを見ずに50問を通して解いてください

第一種電気工事士の学科対策用に、基礎理論から法令、PF・S形高圧受電設備の配線図までを1回で確認できる当サイト独自の模擬試験です。公式問題の転載ではありません。計算式、機器の役割、施工・検査の条件を説明できるかまで確かめるために作成しました。

第1回模試の受け方

電気技術者試験センターの学科試験案内では、第一種は四肢択一50問・140分、一般問題40問程度・配線図問題10問程度です。この模試も一般40問+配線図10問で構成しました。2026年8月1日時点の試験範囲と公表情報を照合しています。

項目 この模試の設定 記録すること
時間 140分 終了時刻と見直し時間
問題 50問・各2点 答えと「迷った」印
採点目安 30問・60点 知識・計算・読図の誤答原因
  1. 電卓・参考書・解説ページを閉じ、紙と筆記具を用意します。
  2. 第1回の解答用紙へ答えと迷った問題の印を残します。
  3. 難問は3分でいったん飛ばし、50問を最後まで進めます。
  4. 終了後に第1回の解答・解説で採点し、迷って正解した問題も復習します。
安全上の注意:検電・耐圧試験・高圧機器の操作に関する設問は、資格試験の知識確認です。実設備では停電手順、保安規程、保護具、責任者の指示を優先し、設問文だけを現場手順として使用しないでください。

問題番号ジャンプ

一般問題(問1〜問40)

問1|三相交流

対称三相交流のY結線で、相電圧が200 Vである。線間電圧〔V〕に最も近いものは。

イ.115
ロ.200
ハ.346
ニ.600

問2|Y−Δ変換

各辺が30 Ωで等しいΔ結線を、等価なY結線へ変換した。Y結線の各抵抗〔Ω〕は。

イ.5
ロ.10
ハ.30
ニ.90

問3|共振

インダクタンス0.10 Hと静電容量100 μFを用いた回路の共振周波数〔Hz〕に最も近いものは。

イ.16
ロ.50
ハ.100
ニ.159

問4|三相電力

線間電圧6 600 V、線電流30 A、力率0.80の平衡三相負荷が消費する有効電力〔kW〕に最も近いものは。

イ.158
ロ.198
ハ.274
ニ.343

問5|力率改善

有効電力100 kW、遅れ力率0.80の負荷を0.95まで改善する。必要な進相コンデンサ容量〔kvar〕に最も近いものは。ただし、tan(cos−10.80)=0.75、tan(cos−10.95)=0.329とする。

イ.21
ロ.42
ハ.75
ニ.108

問6|電力量

皮相電力200 kVA、力率0.80の負荷を一定のまま8時間使用した。電力量〔kWh〕は。

イ.1 000
ロ.1 280
ハ.1 600
ニ.2 000

問7|百分率インピーダンス

電源側インピーダンスを無視できるものとする。百分率インピーダンスが5%の変圧器二次端子で短絡したとき、短絡電流は定格電流のおよそ何倍か。

イ.5
ロ.10
ハ.20
ニ.50

問8|短絡電流

三相300 kVA、二次電圧210 V、百分率インピーダンス4%の変圧器がある。電源側インピーダンスを無視した二次端子の三相短絡電流〔kA〕に最も近いものは。

イ.4.1
ロ.8.2
ハ.20.6
ニ.41.2

問9|需要率・負荷率

設備容量200 kW、最大需要電力120 kW、平均需要電力80 kWである。需要率と負荷率の組合せとして最も近いものは。

イ.40%・60%
ロ.60%・40%
ハ.60%・67%
ニ.67%・60%

問10|電圧降下

平衡三相3線式回路で、線電流100 A、1線当たりの抵抗0.30 Ω、リアクタンスは無視、力率1.0とする。線間電圧降下〔V〕に最も近いものは。

イ.30
ロ.52
ハ.90
ニ.104

問11|電力損失

平衡三相3線式回路で線電流50 A、各線の抵抗0.50 Ωである。3線合計の電力損失〔kW〕は。

イ.0.625
ロ.1.25
ハ.3.75
ニ.7.50

問12|変圧器の並行運転

三相変圧器を並行運転する条件として、誤っているものは。

イ.極性が一致している
ロ.変圧比が等しい
ハ.定格容量が等しい
ニ.百分率インピーダンスと内部抵抗・リアクタンスの比が近い

問13|高圧開閉機器

通常の負荷電流を開閉でき、保護継電器と組み合わせて短絡電流も遮断できる機器は。

イ.断路器(DS)
ロ.高圧交流負荷開閉器(LBS)
ハ.真空遮断器(VCB)
ニ.限流ヒューズ(PF)

問14|保護継電器

短絡や過負荷による過電流を検出し、遮断器へ動作指令を送る継電器は。

イ.OCR
ロ.DGR
ハ.UVR
ニ.OVR

問15|変流器

通電中の変流器(CT)の二次側回路から電流計を取り外すとき、最初に行う措置として正しいものは。

イ.二次側を開放する
ロ.二次側を短絡する
ハ.二次側の接地だけを外す
ニ.電流計端子へ電圧計を並列接続する

問16|PAS

架空引込の受電点付近に設置するSOG機能付きPASの主な目的として、最も適切なものは。

イ.変圧器二次電圧を調整する
ロ.地絡事故などを構内側で切り離し、波及事故を防ぐ
ハ.短絡電流を限流ヒューズだけで遮断する
ニ.使用電力量を計量する

問17|進相コンデンサ

高圧進相コンデンサを設置する主な目的は。

イ.周波数を上げる
ロ.遅れ力率を改善する
ハ.短絡容量を増やす
ニ.変圧器の変圧比を変える

問18|変圧器タップ

無電圧タップ切換器で高圧側巻線の使用巻数を変更する主な目的は。

イ.周波数を変更する
ロ.低圧側電圧を調整する
ハ.相数を変更する
ニ.絶縁油の温度を下げる

問19|高圧ケーブル端末

6.6 kV CVケーブルの終端処理で、遮へい層端部の電界集中を緩和する部分は。

イ.呼び線
ロ.防水鋳鉄管
ハ.ストレスコーン
ニ.リングスリーブ

問20|避雷器の接地

高圧受電設備の避雷器(LA)に施す接地工事は。

イ.A種接地工事
ロ.B種接地工事
ハ.C種接地工事
ニ.D種接地工事

問21|合成樹脂管工事

CD管の施設方法として、正しいものは。

イ.露出場所へ支持点なしで施設する
ロ.高圧配線の保護管として露出施設する
ハ.専用のものをコンクリートへ埋め込んで施設する
ニ.金属管の代わりに防爆工事へ使用する

問22|高圧絶縁電線

キュービクル内の6.6 kV主回路配線に用いられる高圧絶縁電線の記号は。

イ.IV
ロ.KIP
ハ.CVV
ニ.VVF

問23|高圧ケーブル

6.6 kV地中引込線に用いるケーブルとして、最も適切なものは。

イ.高圧CVケーブル
ロ.600 V VVFケーブル
ハ.600 V IV電線
ニ.制御用CVVケーブル

問24|架空電線路

架空電線の弛度が過大になった場合に生じやすい問題は。

イ.導体抵抗がゼロになる
ロ.周波数が低下する
ハ.地表や造営物との離隔が不足する
ニ.絶縁抵抗が必ず上昇する

問25|絶縁耐力試験

最大使用電圧6 900 Vの高圧電路へ交流の試験電圧を加える場合、試験電圧と継続時間の組合せは。

イ.6 900 V・1分
ロ.6 900 V・10分
ハ.10 350 V・1分
ニ.10 350 V・10分

問26|継電器試験

保護継電器の動作試験で主に確認するものは。

イ.電力量計の検針値
ロ.ケーブルの導体抵抗だけ
ハ.動作値・動作時間と遮断器への連動
ニ.変圧器油の色だけ

問27|電気工作物の区分

次のうち、自家用電気工作物に該当するものは。

イ.低圧受電だけの一般住宅
ロ.6.6 kVで受電する工場の需要設備
ハ.乾電池式の携帯照明
ニ.電気工作物に接続していない展示模型

問28|第一種電気工事士の定期講習

第一種電気工事士免状の交付を受けた者が受講する定期講習の間隔として、原則正しいものは。

イ.毎年
ロ.3年以内ごと
ハ.5年以内ごと
ニ.10年以内ごと

問29|工事範囲

第一種電気工事士が従事できる電気工事の範囲として、正しいものは。ただし、特殊電気工事を除く。

イ.一般用電気工作物等だけ
ロ.最大電力500 kW未満の自家用需要設備だけ
ハ.一般用電気工作物等と最大電力500 kW未満の自家用需要設備
ニ.発電所・送電線路を含むすべての電気工作物

問30|自家用電気工作物の保安

自家用電気工作物の設置者に関する記述として、誤っているものは。

イ.保安規程を定め、所定の届出を行う
ロ.電気主任技術者を選任し、所定の届出を行う
ハ.技術基準へ適合するよう維持する
ニ.使用電力量を毎月国へ届け出る

問31|同期速度

周波数50 Hz、4極の三相誘導電動機の同期速度〔min−1〕は。

イ.750
ロ.1 000
ハ.1 500
ニ.3 000

問32|すべり

同期速度1 500 min−1の誘導電動機が1 440 min−1で回転している。すべり〔%〕は。

イ.2
ロ.4
ハ.6
ニ.10

問33|Y−Δ始動

同じ線間電圧で三相誘導電動機を始動するとき、Y−Δ始動のY始動時の線電流は、Δ結線で直入始動する線電流のおよそ何倍か。

イ.1/3
ロ.1/√3
ハ.√3
ニ.3

問34|変圧器効率

変圧器の出力が80 kW、鉄損と銅損の合計が2 kWである。このときの効率〔%〕に最も近いものは。

イ.80.0
ロ.95.2
ハ.97.6
ニ.102.5

問35|蓄電池

定格容量100 Ahの蓄電池を10 Aで放電する。容量をすべて利用できると仮定した理論上の放電時間〔h〕は。

イ.5
ロ.10
ハ.20
ニ.100

問36|絶縁抵抗測定

絶縁抵抗計を使用する際の記述として、最も適切なものは。

イ.測定回路を充電したまま測る
ロ.電子機器への影響を確認し、原則として測定回路を停電して測る
ハ.接地抵抗を必ず二端子法だけで測る
ニ.CT二次回路を開放して測る

問37|検電

停電した高圧電路で検電するときの基本として、適切なものは。

イ.検電器の作動確認は不要である
ロ.所定の高圧用検電器を用い、使用前後に作動を確認する
ハ.低圧用検電ドライバーだけを用いる
ニ.接地を外した後に初めて検電する

問38|接地抵抗測定

一般的な接地抵抗計で接地極の抵抗を測るときに用いる補助極は。

イ.電流補助極と電圧補助極
ロ.温度補助極と照度補助極
ハ.周波数補助極だけ
ニ.CTとVT

問39|電気用品安全法

特定電気用品に付すPSE表示の外枠形状は。

イ.ひし形
ロ.円形
ハ.三角形
ニ.星形

問40|D種接地

使用電圧300 V以下の低圧機器の金属製外箱へD種接地工事を施す。漏電遮断器による緩和を適用しない場合の接地抵抗値は。

イ.1 Ω以下
ロ.10 Ω以下
ハ.100 Ω以下
ニ.500 Ω以下

配線図問題(問41〜問50)

次の図は、6.6 kVで受電するPF・S形高圧受電設備を学習用に簡略化した単線結線図です。⑥はPF(限流ヒューズ)付きLBS(高圧交流負荷開閉器)であり、LBSとPFを一つの装置として扱うPF・S形を示します。計量用VCTや細部の制御回路などは省略しています。

問41|PAS

①の機器名は。

イ.真空遮断器(VCB)
ロ.断路器(DS)
ハ.高圧気中開閉器(PAS)
ニ.高圧交流負荷開閉器(LBS)

問42|断路器

②を操作する条件と目的の組合せとして、正しいものは。

イ.負荷電流を流したまま短絡電流を遮断する
ロ.無負荷状態で回路を開閉し、保守区間を切り離す
ハ.地絡電流の方向を検出する
ニ.変圧器二次電圧を調整する

問43|避雷器

③の役割と接地の組合せとして、正しいものは。

イ.雷サージを大地へ逃がす・A種接地
ロ.負荷電流を開閉する・B種接地
ハ.電流を計器用へ変成する・C種接地
ニ.短絡電流を遮断する・D種接地

問44|計器用変圧器

④の一次電圧が6 600 Vのとき、図に示す二次電圧〔V〕は。

イ.100
ロ.110
ハ.200
ニ.210

問45|変流器

⑤の二次側から電流計を取り外す場合の措置は。

イ.二次側を開放してから外す
ロ.二次側を短絡してから外す
ハ.一次側へ電圧計を直列接続する
ニ.二次側の接地を外すだけでよい

問46|PF・S形

⑥で事故電流を遮断する役割分担として、正しいものは。

イ.LBSが負荷電流を開閉し、PFが短絡電流を遮断する
ロ.PFが負荷電流を繰り返し開閉し、LBSが短絡電流を遮断する
ハ.DSだけで負荷電流と短絡電流を遮断する
ニ.VTが短絡電流を遮断する

問47|変圧器一次電流

⑦の変圧器の一次定格電流〔A〕に最も近いものは。

イ.15.2
ロ.26.2
ハ.45.5
ニ.82.5

問48|B種接地

⑦の低圧側の1端子に施し、高低圧混触時の危険を防ぐ接地工事は。

イ.A種接地工事
ロ.B種接地工事
ハ.C種接地工事
ニ.D種接地工事

問49|高圧機器外箱

⑦の変圧器の金属製外箱に施す接地工事は。

イ.A種接地工事
ロ.B種接地工事
ハ.C種接地工事
ニ.D種接地工事

問50|短絡保護

⑦の一次側で短絡事故が発生した場合、⑥で主に短絡電流を遮断するものは。

イ.LBSの開閉接点だけ
ロ.限流ヒューズ(PF)
ハ.計器用変圧器(VT)
ニ.断路器(DS)

採点後の復習順

点数だけで終わらせず、誤答と「迷って正解」を次の順で直します。

  1. 計算:式、代入、単位、√3のどこで誤ったかを一行で残す
  2. 高圧機器:機器名ではなく「検出・開閉・遮断・計測」の役割を言う
  3. 施工・検査:数値だけでなく、対象設備と試験目的を組にする
  4. 法令:設備区分、作業資格、設置者の義務を混ぜずに整理する

PF・S形の構成が曖昧なら高圧受電設備の仕組みとPF・S形、図の読み順から戻るなら高圧受電設備の単線結線図、計算で失点したら三相交流回路の計算電圧降下・短絡電流の計算を先に復習してください。次は第2回模擬試験(CB形)へ進みます。

公式資料と作成方針

本模試は上記の公式出題範囲を基に当サイトが独自作成した学習問題で、実際の試験問題・正答を予告するものではありません。法令、基準、試験仕様は改正される場合があるため、受験時点の公式案内を確認してください。

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎電気工事士の独学合格を目指して学習中。公式の9科目と試験仕様を確認し、全問の計算、正答、解説、PF・S形の保護機器の役割を相互照合して作成しています。運営者情報と編集方針

広告・検証方針

この記事と解答・解説ページに、教材・工具・講座のアフィリエイトリンクや1px追跡画像は掲載していません。2026年8月1日に公式の試験形式・9科目・工事範囲・定期講習を再確認し、旧稿の一般30問+配線図20問という構成、LBSのないPF・S形図、未掲載写真を前提にした5問を全面修正しました。



※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-第一種 模擬試験, 第一種電気工事士

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