受変電設備の実務

三相誘導電動機の始動方式|直入れ・Y-Δ・リアクトル・ソフトスタータ

結論:始動電流だけでなく、負荷を加速できるトルクまで同時に比べる

三相誘導電動機の始動方式は、電源が許容できる電流・電圧降下と、負荷が必要とする始動トルク・加速時間の両方から選びます。電圧を下げれば電流を抑えられますが、始動トルクはおおむね電圧の2乗で小さくなるため、「電流が小さい方式ほど安全」とは限りません。

三相かご形誘導電動機には、直入れ(じかいれ)始動、Y-Δ(スターデルタ)始動、リアクトル始動、始動補償器、ソフトスタータ、インバータなどの選択肢があります。方式名だけを覚えても、送風機は回るのにコンベヤは加速しない、変圧器容量は足りるのに切替時に電圧が落ちる、といった判断はできません。

この記事では、方式ごとの電流比・トルク比を同じ基準で比較し、銘板、試験成績表、負荷トルク、慣性、始動頻度、電源容量から選定表へ落とす手順を整理します。個別設備の結線・活線測定・試運転操作ではなく、設計・更新前の判断と記録に範囲を限定します。

最初に分ける4つの目的

始動

停止状態から負荷を加速し、定常速度へ到達させる。

速度制御

運転中の周波数などを変え、必要な速度に保つ。

過負荷保護

拘束・過負荷・欠相などによる過熱を検出する。

短絡保護

大きな事故電流を遮断器・ヒューズで切り離す。

ソフトスタータは主に始動・停止時の電圧を制御し、インバータは始動後も周波数と電圧を制御できます。サーマルリレーは始動装置そのものではなく、MCCBやヒューズは過負荷保護だけでなく短絡遮断能力を受け持ちます。目的を混ぜると、必要な機能を二重に買ったり、逆に保護を欠いたりします。

始動方式を決める6つの判定軸

  1. 電動機:定格電圧、定格電流、Δ/Y表示、端子数、始動電流比、始動トルク、許容始動時間
  2. 負荷:始動時の負荷トルク、速度―トルク特性、慣性、逆転・停止条件
  3. 電源:変圧器・発電機容量、%Z、ケーブル電圧降下、上位系統の強さ
  4. 運用:1時間当たりの始動回数、連続再始動、周囲温度、標高、保守体制
  5. 機械:ベルト、カップリング、ポンプの水撃、コンベヤ上の製品への衝撃
  6. 保護・制御:短絡、過負荷、欠相・逆相、接触器の使用負荷種別、インターロック

電動機容量kWだけで方式を決めないことが重要です。同じ55kWでも、無負荷に近い送風機と、材料を載せたコンベヤや高慣性の遠心分離機では必要な加速トルクと時間が異なります。電力会社や設計標準に容量の目安があっても、全設備共通の境界値ではありません。

まず直入れ始動の基準値を固定する

全方式の比較基準は、電動機へ定格電圧を直接加える全電圧始動(直入れ始動、DOL)です。日本電気技術者協会の技術解説では、一般的な始動電流を定格電流の5〜8倍、始動トルクを定格トルクの120〜200%程度と説明しています。ただし、この範囲を個別モーターの設計値にはしません。

実際の選定では、メーカーの試験成績表・特性曲線に記載された拘束電流、始動電流比、拘束トルク、最大トルクを優先します。銘板の定格電流だけでは始動電流を一意に決められません。電圧、周波数、極数、効率クラス、設計、製造公差でも特性が変わります。

電圧を下げると電流とトルクはどう変わるか

始動電流 Is ≈ α IDOL
始動トルク Ts ≈ α² TDOL
α=電動機端子へ加わる電圧 ÷ 定格電圧

誘導電動機の始動付近を簡略化すると、電流は印加電圧におおむね比例し、トルクは電圧の2乗におおむね比例します。端子電圧を70%にすると、電動機電流は約70%でも、始動トルクは約49%です。実際の値は電動機の等価回路、飽和、始動器の方式、電源インピーダンスで変わるため、最終値は特性曲線で確認します。

電流低減率だけの比較が危険な理由

電源側の電流が下がっても、負荷トルクより電動機トルクが小さければ加速できません。始動が長引くと、低い電流でも電動機・始動器の熱量が増え、保護装置が動作することがあります。

6方式の違いを一覧で比較

方式 電流・トルクの特徴 適用判断
直入れ 電流・トルクとも電動機本来の値 電源と機械が始動を許容し、構成を単純にしたい
Y-Δ 線電流・始動トルクは理論上DOLの約1/3 最終Δ運転できる6端子電動機で、軽い始動負荷
リアクトル α電圧なら電流約α、トルク約α² 段階的な減電圧と比較的単純な高圧回路
始動補償器 αタップなら電源電流・トルク約α² 電源側電流をさらに抑えたい大容量機
ソフトスタータ 電圧・電流の立上げを連続調整 機械衝撃・水撃を抑え、定速運転する設備
インバータ 周波数と電圧を制御し、低速から加速 始動後の速度・省エネ・工程制御も必要

直入れ始動|単純だが電源と機械の確認が必要

直入れ始動は接触器で電動機を電源へ接続するため、部品点数が少なく、始動トルクを最も利用しやすい方式です。始動時間が短く済めば電動機の熱負担も抑えやすく、保守時の故障点も追いやすい利点があります。

一方、始動電流による変圧器二次電圧の低下、同一母線の照明ちらつき、発電機の電圧・周波数低下、カップリングやベルトへの衝撃を確認します。「小容量だから直入れ」という判断ではなく、電源短絡容量、変圧器%Z、ケーブル、始動回数、負荷の慣性まで照合します。

Y-Δ始動|電流もトルクも約1/3

Y-Δ始動は、定常時にΔ結線で運転する電動機を、始動時だけY結線にします。各巻線へ加わる電圧がΔ直入れ時の1/√3になるため、同じ線間電圧のΔ直入れと比べて、電源から見た始動線電流と始動トルクは理論上ともに約1/3です。

三菱電機のFAQも、試験成績表のΔ直入れ始動電流に対して、Y始動時は1/3になると説明しています。たとえば成績表の始動電流が600AならY始動の基準は約200Aです。ただし、YからΔへ切り替える瞬間の過渡電流はこの200Aに固定されません。

Y-Δを使える電動機の条件

  • 通常運転時に、使用する線間電圧でΔ結線できる巻線定格である
  • 巻線の両端を外部へ出した6端子構成で、メーカーがY-Δ始動を許容している
  • Y始動中の約1/3トルクでも、負荷を切替速度まで加速できる
  • 切替時のトルク低下・再投入電流を、機械と電源が許容できる

「200V/400Vモーターなら使える」のように電圧だけで決めません。銘板のΔ/Y電圧表示と使用電源を照合し、最終Δ運転の定格電圧が電源電圧と一致するかを確認します。

切替時間は固定秒数で決めない

切替が早すぎれば回転速度が不足し、Δへ切り替えた瞬間に大電流が流れたり、失速したりします。遅すぎれば低トルクのY運転が長引き、加速時間と熱負担が増えます。無電圧時間、残留電圧の位相、接触器の動作ばらつき、負荷状態も過渡電流へ影響します。

タイマー値は慣例だけで決めず、メーカーの始動特性と、実負荷での電流・速度・加速時間を基に設定します。オープントランジションとクローズドトランジションでは切替回路と過渡現象が異なるため、同じ選定表を流用しません。

リアクトル始動|電流よりトルクが大きく下がる

リアクトル始動は、電源と電動機の間へリアクトルを直列に入れて端子電圧を下げ、加速後にリアクトルを短絡して全電圧運転へ移ります。電動機端子電圧が直入れのα倍なら、簡略計算では始動電流がα倍、始動トルクがα²倍です。

65%タップ相当なら、電流は約65%でもトルクは約42%です。Y-Δよりタップで調整しやすい一方、必要トルクを確保できる電圧まで上げると電流低減効果も小さくなります。リアクトルの熱容量、始動時間、始動頻度、バイパス切替時の過渡を確認します。

始動補償器|電源側電流をさらに抑える

始動補償器は単巻変圧器で電動機端子電圧を下げる方式です。理想化してタップ比をαとすると、電動機へ流れる電流は直入れの約α倍、電源から補償器へ流れる電流と始動トルクは約α²倍です。

たとえば65%タップでは、電動機電流約65%、電源側電流とトルク約42%になります。同じ電動機端子電圧のリアクトル始動より電源側電流を小さくできる反面、装置が大きく、接触器・変圧器・切替回路が増えます。切替時の突入を抑えるコンドルファ方式などもあるため、回路方式を名称だけで同一視しません。

ソフトスタータ|電圧を連続的に立ち上げる

ソフトスタータは主にサイリスタで印加電圧を制御し、電圧ランプ、電流制限、トルク制御などで加速を滑らかにします。接触器の段階切替に比べて機械的衝撃を抑えやすく、ポンプ停止時の急激な流量変化や水撃を緩和する機能を持つ製品もあります。

ただし、電圧を絞れば誘導電動機のトルクも下がります。高慣性負荷や始動時から大きなトルクを要する負荷では、電流制限値を下げすぎると加速時間が延び、サイリスタと電動機の熱容量を超えるおそれがあります。選定はkWだけでなく、定格電流、始動電流上限、始動時間、始動回数、重負荷定格、バイパス方式を使います。

インバータ|始動後も速度を変えるなら候補

インバータは交流をいったん直流へ変換し、必要な周波数と電圧の交流を作ります。低い周波数から加速でき、適切な制御方式と容量を選べば低速域のトルクを確保しながら電源側の突入を抑えられます。送風機・ポンプでは速度を下げることで運転電力を減らせる場合があります。

ソフトスタータと違い、始動後も半導体変換器を通して運転します。高調波、漏れ電流、EMC、電動機端子のサージ電圧、長い出力ケーブル、低速時の冷却、回生、制動抵抗、既設進相コンデンサとの関係を別に確認します。速度制御が不要なら、設備費・損失・保守性まで比較してソフトスタータ等を選ぶ余地があります。

巻線形誘導電動機の二次抵抗始動

巻線形誘導電動機では、スリップリングを通じて回転子二次回路へ外部抵抗を入れ、始動電流を抑えながら始動トルクを調整できます。かご形誘導電動機には外部から回転子抵抗を接続できないため、同じ方式は使えません。

既設クレーンなどで見かける場合は、抵抗器、接触器、スリップリング、ブラシ、段階切替、熱容量を含む設備として扱います。インバータ更新を検討するときも、電動機だけを置き換えず、負荷トルク、制動、回生、機械ブレーキ、既設制御との境界を確認します。

計算例|100Aモーターの電流と始動kVA

400V三相電動機の定格電流が100A、試験成績表の直入れ始動電流比が6.0とします。直入れ始動電流は600Aで、始動時の皮相電力は次のとおりです。

Sstart=√3×400×600÷1000≒416kVA
方式・条件 電源側電流の概算 始動トルク比の概算
直入れ 600A(416kVA) 100%
Y-ΔのY始動 約200A(139kVA) 約33%
65%リアクトル 約390A(270kVA) 約42%
65%始動補償器 約254A(176kVA) 約42%

これは方式の差を比較する理想化した一次スクリーニングです。実際は電源電圧が始動中に下がるため、電流・トルクも変わります。Y-Δの切替電流、リアクトル・補償器の損失、モーターの速度―電流・速度―トルク曲線も入れて最終判定します。

変圧器の電圧降下を概算する

500kVA・400V、%Z=5%の変圧器だけを簡略化して考えると、定格二次電流は約722Aです。600A始動時の電圧降下を、位相・上位系統・ケーブルを無視した粗い目安として5%×600÷722≒4.2%と見積もれます。

実設計では、始動時力率、変圧器の抵抗分とリアクタンス分、一次側系統、幹線インピーダンス、同時負荷、発電機の過渡リアクタンスを含めます。この4.2%を「実測電圧降下」や「許容値」と扱わず、詳細計算が必要かを判断する入口にします。

負荷トルク曲線から加速可否を見る

電動機トルクTmと負荷トルクTLの差が加速トルクです。始動から定常速度まで、原則としてTm−TLが正でなければ加速できません。ある1点の始動トルクだけでなく、速度全域の曲線を重ねます。

  • 送風機・遠心ポンプ:負荷トルクが速度のおおむね2乗で増えるため、停止付近は比較的軽いことが多い
  • コンベヤ・押出機:低速から一定に近いトルクを要求し、積載状態で条件が変わる
  • 往復動圧縮機:脈動と負荷状態を考え、アンローダの有無を確認する
  • 高慣性負荷:必要トルクが足りても加速時間が長く、熱容量が制約になる

ポンプでも形式や弁状態で始動条件は変わります。「ポンプならY-Δ」「コンベヤなら直入れ」と機械名称だけで決めないでください。

加速時間と熱容量を確認する

回転体の合成慣性をJ、平均加速トルクをTa、角速度の変化をΔωとすれば、概算加速時間はt≈JΔω/Taです。電圧を下げて加速トルクが小さくなると、始動時間は長くなります。

電動機の許容拘束時間、温度上昇、始動器の始動定格、1時間当たりの始動回数、冷間・温間状態をメーカー資料で照合します。停止直後の再始動は巻線が既に温まっているため、冷間始動と同じ回数を許容できるとは限りません。

変圧器・非常用発電機との協調

商用変圧器では、始動kVA、%Z、同時運転負荷、母線電圧降下を確認します。非常用発電機ではさらに、原動機の瞬時負荷投入能力、発電機の過渡リアクタンス、AVR応答、周波数低下、負荷投入順序が関係します。

商用電源で問題なく直入れできる電動機でも、非常電源では始動できない場合があります。発電機容量を合計運転kWだけで選ばず、最大電動機の始動、先行負荷、段階投入、許容電圧・周波数低下をメーカー計算へ入力します。

保護装置は始動曲線の外側で協調させる

サーマルリレーや電子式過負荷継電器は、正常な始動時間では動作せず、拘束・過負荷時には電動機の許容熱容量を超える前に停止させる必要があります。MCCB・ヒューズは始動電流で不要動作せず、短絡時には接触器の遮断能力へ事故電流を任せないよう協調させます。

Y-Δでは主・Y・Δの各接触器に流れる電流と使用負荷種別が異なります。ソフトスタータやインバータでは、入力側遮断器、半導体保護、バイパス接触器、出力側機器の可否を製品の指定組合せで確認します。単純に定格電流へ同じ倍率を掛けた一律選定はしません。

電圧変動は同じ母線の負荷まで確認する

始動する電動機自身が加速できても、同じ母線の制御電源が低下して接触器が釈放したり、照明がちらついたり、PLC・計測器が再起動したりすれば設計は成立しません。最遠端だけでなく、接触器コイル、制御変圧器、他の運転中モーターの端子電圧を確認します。

受電点の電圧変動やフリッカが他需要家へ影響する可能性がある設備では、一般送配電事業者との事前協議が必要です。許容値や協議条件は地域・契約・設備条件で異なるため、単一のkW境界を全国共通値として載せません。

既設設備更新で見落としやすい点

  • 高効率モーターへ更新して始動電流比・回転子慣性・最大トルクが変わった
  • ポンプやファンの羽根径、ダンパ、弁、ギヤ比、ベルト張力が変更された
  • 変圧器更新や母線分割で、電源短絡容量・電圧降下が変わった
  • Y-Δのタイマーだけを旧値のまま流用した
  • インバータ化後も電動機端子の進相コンデンサを残した
  • 接触器・サーマル・MCCBのうち、モーターだけを容量アップした

更新前後の銘板値が同じkWでも、始動特性が同じとは限りません。旧設備の実測電流・始動時間・電圧最低値を残し、新機器の成績表と比較します。

始動方式を選ぶ12ステップ

  1. 負荷機械、運転モード、始動時の弁・ダンパ・積載状態を固定する
  2. 電動機の銘板、端子図、試験成績表、速度―トルク曲線を集める
  3. 直入れ始動電流、始動トルク、最大トルクを基準値にする
  4. 負荷トルク曲線と合成慣性から必要加速トルク・時間を求める
  5. 変圧器・発電機・幹線を含む始動時電圧を計算する
  6. 同一母線の照明、制御電源、運転中負荷への影響を確認する
  7. 直入れで成立するかを最初に判定する
  8. 不成立ならY-Δ、リアクトル、補償器、ソフトスタータ、インバータを比較する
  9. 電流を下げた条件で、全速度域の加速余裕を再計算する
  10. 始動時間・始動頻度を電動機と始動器の熱容量へ照合する
  11. 接触器、過負荷、短絡、欠相・逆相、インターロックを協調させる
  12. 試運転の測定項目、合格値、異常時の中止条件を計画書へ残す

図面・選定表へ残す28項目

電動機・負荷

kW、電圧、電流、周波数、極数、Δ/Y、端子数、効率、力率、始動電流比、始動トルク、最大トルク、慣性、負荷曲線

電源・始動

変圧器kVA・%Z、発電機条件、幹線、始動方式、タップ・電流制限、始動時間、始動回数、最低電圧

保護・確認

MCCB・ヒューズ、接触器、過負荷整定、欠相・逆相、切替条件、インターロック、実測電流、実測加速時間

よくある12の誤解

  1. Y-Δは始動電流だけ1/3で、トルクは変わらない
  2. 6端子の三相モーターなら銘板電圧を見ずY-Δにできる
  3. モーター容量kWだけで始動方式が決まる
  4. 減電圧始動は電流が小さいので必ず加速できる
  5. Y-Δの切替電流は常に直入れの1/3以下になる
  6. リアクトルの電流低減率とトルク低減率は同じ
  7. ソフトスタータは定常運転の速度も自由に変えられる
  8. インバータを付ければ電動機とケーブルの確認は不要になる
  9. 変圧器容量が運転kVA以上なら始動電圧も必ず足りる
  10. 始動回数は冷間・温間・周囲温度に関係なく同じ
  11. サーマルリレーだけで短絡電流も遮断できる
  12. 旧モーターと同じkWならタイマー・保護整定を流用できる

理解度チェック|オリジナル3問

問1:Δ直入れ時の始動電流が600A、始動トルクが定格の150%の電動機を、適用条件を満たしてY-Δ始動します。Y始動中の理論値の組合せはどれですか。
ア.600A・50% イ.346A・150% ウ.200A・50% エ.200A・150%

解答と理由を見る

正解:ウ。Y-Δ始動では、Δ直入れと比べた始動線電流と始動トルクがともに約1/3です。600÷3=200A、150÷3=50%です。

問2:リアクトル始動で電動機端子電圧を直入れ時の70%にしました。簡略計算による始動トルク比に最も近いものはどれですか。
ア.30% イ.49% ウ.70% エ.140%

解答と理由を見る

正解:イ。始動トルクは印加電圧の2乗におおむね比例するため、0.70²=0.49、約49%です。実機は特性曲線で確認します。

問3:速度制御は不要ですが、ポンプの始動・停止時の機械衝撃と水撃を抑えたい設備です。選定の入口として最も適切なのはどれですか。
ア.ソフトスタータを候補にし、電流制限・始動時間・熱容量を確認する イ.サーマルリレーだけで電圧を徐々に上げる ウ.MCCBの遮断容量を小さくする エ.Y-Δなら負荷に関係なく必ず加速する

解答と理由を見る

正解:ア。ソフトスタータは電圧・電流の立上げを調整できます。ただし、トルク低下で加速時間が延びないか、電動機と始動器の熱容量まで確認します。

始動後も速度を変える場合の選定

インバータ(VFD)の選び方で、定格電流、負荷トルク、低速冷却、過負荷定格、回生制動、ケーブル・ノイズまで確認できます。

公式資料・一次情報

内容は2026年8月19日に、試験センター、経済産業省、国土交通省、日本規格協会、日本電気技術者協会、三菱電機、ニデック、ABBの公式・一次12資料へ照合しました。規格、製品仕様、電力会社との協議条件は更新されるため、設計・発注時点の最新版を確認してください。

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安全・編集方針

本記事は始動方式の選定判断を学ぶための資料で、個別設備の結線、活線測定、保護機能の解除、試運転操作を指示するものではありません。実設備では有資格者・設備管理者・メーカーが、設計図書、保安規程、取扱説明書、電力会社との協議条件を確認してください。記事内に製品・講座のアフィリエイトリンクはありません。

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎電気工事士の独学合格を目指して学習中。始動電流の低減だけで方式を決めず、負荷トルク・加速時間・電源電圧・保護を同じ選定表で確認できるよう、公式資料を照合して編集しています。運営者情報を詳しく見る


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