このページでは、第二種電気工事士の現在地を診断し、次の1週間の学習、技能の練習量、受験方式に合う当日準備を自分で決められるようになります。
独学で準備することは可能ですが、必要期間は経験と使える時間で変わります。学科は基礎→問題演習→誤答修正、技能は基本作業→複線図→欠陥点検→候補問題へ進みます。順番と以下の到達目安は当サイトの学習提案であり、合格を保証するものではありません。
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2026年度下期は申込後の会場予約を確認する
2026年9月7日更新:下期の申込受付は9月3日17時で終了しました。申込みを済ませたCBT受験者は、9月9日10時〜10月14日23時59分の会場予約期間に、別途日時と会場を予約します。申込みだけで座席が確定するわけではありません。未申込の人は、次回の公式発表を確認しながら学習を進めてください。
下期学科はCBTが9月24日〜11月8日、筆記が10月25日、技能は12月12日または13日です。試験地によって技能の実施日が異なるため、指定された日を確認します。日程・申込の全体は第二種電気工事士の2026年度日程と受験手続き、予約操作は電気工事士CBT試験の受け方で確認できます。
学科と技能では、できるようにすることが違う
| 項目 | 学科試験 | 技能試験 |
|---|---|---|
| 方式 | CBTまたは筆記、四肢択一 | 公表候補問題を基に1問 |
| 問題・時間 | 50問・120分 | 1問・40分 |
| 判定 | 60点(30問/50問) | 欠陥がない作品 |
| 一次資料 | 学科試験のポイント | 技能候補問題・欠陥基準 |
学科は一般問題30問程度・配線図問題20問程度で、公式に示された7科目から出題されます。科目ごとの固定問数は公表されていないため、このページでは根拠のない細分問数を置かず、一般と配線図の2区分で進捗を見ます。
30分の準備と初回50問で独学の現在地を測る
最初の30分で、公式の出題範囲、試験日、週に確保できる時間、教材の版、当年度候補問題を確認します。この30分に50問の解答時間は含めません。次のまとまった時間に、未見の公表問題または模試を解いてください。初回の低得点を独学不可能という判定に使わず、不足している科目と原因を探します。
| 誤答の原因 | 記録の例 | 次の学習で直すこと |
|---|---|---|
| 知識がなかった | 器具の名称は分かったが用途を取り違えた | 該当記事で用途を説明し、翌日に問題へ戻る |
| 式・手順が不安定 | kWのままWの式へ代入した | 求める量と単位を書いて途中式を再現する |
| 図面の読み違い | 接点や接続点を見落とした | 電源から線を追い、どこを見落としたか図へ記す |
| 読み落とし・勘 | 「不適切」を見落とした/正解理由が言えない | 正解した問題も根拠を説明し、設問の条件を囲む |
独学を続ける判断軸は、正解率だけでなく、①学習時間を確保できるか、②解説から誤答を修正できるか、③技能作品を公式の欠陥基準で点検できるかです。例えば計算だけに不安がある人と、完成作品の自己点検に不安がある人では必要な支援が違います。
質問してもらう相手が必要なら質問対応、計画が止まるなら進捗管理、技能の判定が難しいなら写真・動画添削など、足りない機能を先に決めます。参考書一冊と公式問題で修正できるなら、教材を増やす必要はありません。教材の選び方は第二種電気工事士の参考書・テキストの選び方で確認できます。
学科7科目をつなぐ勉強順と戻り先
学科試験は7つの科目から出題されます。以下の順番で学習するのがおすすめです。基礎理論で計算の土台を作り、配電理論・電気機器と進み、最後に法令で仕上げるのが王道パターンです。
STEP 1:基礎理論(3記事)
電気の基礎中の基礎。オームの法則・交流回路など、計算問題の土台になる分野です。ここが理解できれば、配電理論もスムーズに進みます。
STEP 2:配電理論・配線設計(4記事)
電圧降下の計算・幹線設計・分岐回路の設計を学びます。STEP1の基礎理論をベースに、実際の配電を理解する分野です。
STEP 3:電気機器・材料・工具(4記事)
変圧器・電動機の仕組み、電線やケーブルの種類、工具の名前と使い方を覚えます。鑑別問題(写真を見て名前を答える問題)はここで得点源になります。
STEP 4:施工方法(4記事)
ケーブル工事・金属管工事・PF管工事など、現場で実際に行う工事の方法を学びます。接地工事(アース)は特に重要です。
STEP 5:検査・測定(2記事)
絶縁抵抗測定・接地抵抗測定・導通試験など、工事後に行う検査の方法を学びます。測定器の使い方と判定基準がポイントです。
STEP 6:配線図(3記事)
配線図の図記号を覚え、単線図から複線図への変換を練習します。配線図問題は学科試験の約20問を占める最重要分野です。
STEP 7:法令(1記事)
電気工事士法・電気設備技術基準・電気用品安全法など、試験に出る法律を学びます。暗記科目ですが、「なぜその法律があるのか」を理解すると覚えやすくなります。設備・人・物・事業者のどれを規制する条文かで分けて読めます。
50問の結果から、次に復習する2分野を選ぶ
7科目を一度読んだら、本番と同じ50問・120分のオリジナル模試で判断します。3回を連続で消費せず、第1回 → 復習 → 第2回 → 復習 → 第3回と間を空けると、覚え直した内容が定着したか確認できます。
| 結果 | 判断 | 次にすること |
|---|---|---|
| 30問未満 | 合格基準の目安未達 | 誤答が多い2分野へ戻り、翌日に再回答 |
| 30問以上・時間超過 | 判断速度が未完成 | 迷う問題を飛ばし、見直し10分を残す練習 |
| 30問以上・時間内 | 次回へ進む目安 | 勘で正解した問題も解説し、別回へ進む |
各解説記事の末尾にある10問のミニテストは、1分野だけを確認したいときに使います。点数だけでなく、選択肢を消した理由を説明できるかまで確認してください。実際の出題表現は試験センターの公表問題・解答でも確認します。
技能は基本作業と欠陥点検を候補問題へつなぐ
学科を通過したら、技能は手順の正確さと完成後の欠陥確認をセットで練習します。2026年度の候補問題は13問です。ただし、材料・寸法・接続方法などの施工条件は試験当日に示されるため、候補図の丸暗記だけでは対応できません。
STEP 8:基本作業を覚える(3記事)
最初は速さを測らず、被覆・心線を傷つけないこと、器具の極性、圧着の組合せを優先します。
STEP 9:複線図を自力で書く(3記事)
見本を写した後、単線図だけを見て接地側、非接地側、スイッチ戻り線の順に再現します。
STEP 10:欠陥基準と工具を先に確認する(3記事)
通し練習を始める前に、公式の欠陥基準と持参工具を確認します。「完成した」だけで終えず、作品を自分で判定できる状態を目指します。
工具・材料の判断
指定工具は受験者が持参します。既に持っている工具を確認してから不足分を選びます。練習材料は一律の周回数ではなく、工具・再使用器具・消耗材料を分け、未経験作業と再発した欠陥から追加量を決めます。技能試験の工具記事と材料セットと練習方法を受験案内・候補問題へ照合してください。
STEP 11:令和8年度の候補問題13問を通す
試験センターの令和8年度候補問題PDFで番号と単線図を確認してから、当サイトの記事で複線図・作業ポイントを練習します。
- 候補問題No.1の複線図と作業ポイント|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.2の複線図と作業ポイント|常時点灯パイロットランプ|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.3の複線図と作業ポイント|タイムスイッチ回路|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.4の複線図と作業ポイント|3路スイッチ回路|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.5の複線図と作業ポイント|3路スイッチ+200Vコンセント|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.6の複線図と作業ポイント|露出形コンセント+3路スイッチ|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.7の複線図と作業ポイント|4路スイッチ回路|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.8の複線図と作業ポイント|リモコンリレー端子台|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.9の複線図と作業ポイント|EETコンセント+接地線|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.10の複線図と作業ポイント|パイロットランプ同時点滅+EET|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.11の複線図と作業ポイント|ねじなし電線管E19|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.12の複線図と作業ポイント|PF管PF16|第二種電気工事士 技能試験
- 候補問題No.13の複線図と作業ポイント|自動点滅器+屋外灯|第二種電気工事士 技能試験
1周ごとに確認する4項目
①施工条件どおりか、②器具の極性・端子が正しいか、③圧着刻印と接続が正しいか、④電線・器具に欠陥がないか。判断は公式の欠陥判断基準と2026年3月更新の注意ポイントを優先します。
練習するのは無電圧の試験用材料です。建物の配線や通電中の分電盤を練習に使わないでください。完成時間だけでなく、各作品の欠陥と再施工で直ったかを記録します。13問の番号順に回すだけでなく、繰り返した欠陥を含む作業へ戻ると、材料の追加量も決めやすくなります。
12週間の計画を、自分の試験日から組み直す
次の表は学科開始から技能直前までの12学習週の例です。実際の学科と技能の間隔は選んだ日程で異なるので、同じカレンダーを全員へ当てはめません。最初に学科の受験日と技能日を置き、それぞれに向けた練習週を確保します。
| 学習週の例 | 学科の区切り | 技能の区切り |
|---|---|---|
| 1週目 | 初回50問と誤答原因の記録 | 当年度候補問題、工具と場所を確認 |
| 2〜4週目 | 基礎理論から分野別演習へ | 短い複線図と基本作業 |
| 5〜7週目 | 50問演習と翌日の再回答 | 被覆処理・接続・極性の確認 |
| 8週目 | 時間内で本番形式。弱点を絞る | 材料の不足と練習時間を確認 |
| 9〜10週目 | 学科が残る人は弱点を維持 | 候補問題を施工し、毎回欠陥を点検 |
| 11〜12週目 | 合格後は技能へ配分を移す | 再発した欠陥の部分練習と通し練習 |
平日の30分と週末の通し練習を分ける
平日なら10問を解いて誤答原因を記録する、複線図1枚を描く、器具接続を一つ直す、と作業単位を小さくします。週末のまとまった時間に50問または作品一つを通し、翌週に直す対象を決めます。予定より遅れたら既に説明できる分野を維持へ回し、未解決の原因へ時間を寄せます。
図:練習記録から翌週の作業を選ぶ
点数/工程時間/欠陥を記録
例:圧着の選定を誤る、計算の単位を落とす
原因の作業へ戻り、翌日や別の作品で再現できるか確認
図の②が「遅かった」だけなら、③の練習が決まりません。「器具の結線に何分かかり、どの端子で迷ったか」まで記録します。一方、時間内に終わっても欠陥があれば③でその作業へ戻ります。睡眠を削ることや最終点検を省くことを、計画修正の代わりにしないでください。
CBT・筆記・技能で当日の持ち物を分ける
持ち物と使用条件は、2026年度下期受験案内の36〜44ページへ照合しました。受験日が近づいたら、手元の受験票・予約メール・マイページで会場と時刻を再確認します。別の期の着席時刻を流用しないでください。
| 方式 | 持参して確認するもの | 会場での扱い |
|---|---|---|
| 学科CBT | 顔写真付き公的証明書の原本、予約した日時・会場 | 紙の受験票は発送なし。筆記具とメモは貸出。自分の時計・筆記具は使用不可 |
| 学科筆記 | 受験票、公的証明書、HB鉛筆等と消しゴム | 解答はマークシート。電卓・計算尺は使用不可 |
| 技能 | 受験票、公的証明書、筆記具、指定工具6種 | 問題・支給材料・保護板を使用。私物の材料は使用不可 |
CBTは予約開始の15〜30分前に来場し、受付で顔写真付き公的証明書の原本を提示します。予約時刻から30分を経過しても受付ができなければ受験できません。遅刻してよい猶予として扱わず、経路を前日に確認します。証明書の種類や例外は公式の本人確認案内で確認してください。
筆記・技能ではHB鉛筆またはHB芯のシャープペンシル、プラスチック消しゴム等を用意します。時計は電卓・通信機能がなくアラーム音が出ないもの、ストップウォッチも音が出ないものです。スマートフォンを時計代わりにはできません。受験票を忘れた場合は放置せず、試験会場本部へ相談します。
水を持ち込む場合は、無色透明な容器、ラベルを全て剥がす、キャップを閉める、1人1本・1,000ml以下という条件を確認します。水以外の飲料は対象外です。眼鏡・ルーペの扱いも方式で違い、CBTでルーペを使うには援助措置の申請が必要です。
技能の指定工具と、使えない道具を確認する
指定工具6種は、ペンチ、ドライバー(プラス・マイナス)、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤー、リングスリーブ用圧着工具です。ドライバー2本を分けて数えると現物点数と「6種」が違って見えるので、名称で照合してください。会場の貸出はなく、受験中の工具の貸借もできません。
圧着工具はJIS C 9711:1982・1990・1997適合品を用意し、○・小・中・大が明確に刻印できるか事前に練習材で確かめます。握りが黄色という外観だけでなく、リングスリーブ用の規格を確認します。
VVFストリッパー、手袋、腰ベルト、電線を一時的にまとめるクリップ等は使えますが、クリップは終了までに外します。電動工具、テスター等の計測機器、改造・自作工具、デジタル表示機能付き工具(電子ノギス等)、配付品以外の保護板は使用できません。カッターナイフはけが防止のため使用自粛が案内されています。旧い道具一覧だけで判断せず、下期受験案内44ページと第二種技能試験の工具一覧・選び方を照合します。
前日の荷造りと開始前の材料照合を済ませる
前日は受験票・マイページの氏名、写真、日時、会場、入室の締切を確認し、本人確認書類の有効期限、工具の刃・ラチェット・数量を点検します。出発前は受験票・証明書、筆記具、技能工具の順に現物を確認します。会場に受験者用駐車場はなく、公共交通機関を基本に経路と代替経路を調べます。
技能材料は、監督員の指示が出てから問題の材料表と照合します。不一致、不良、破損、不足は材料確認の時間内に申し出ます。開始後の不良申出では交換されません。工具を広げる前に確認すべき順番として、練習時から材料表との照合を組み込んでください。
作業のやり直しで不足した対象器具の端子ねじ、リングスリーブ、差込形コネクタは、監督員へ申し出れば追加支給され、追加そのものは欠陥になりません。切り過ぎたケーブルまで自由に追加されるという意味ではなく、私物を補充に使うこともできません。
作業は原則着席し、力を入れるため一時的に立つ場合と立ち続ける場合を区別します。試験開始前に問題を開かず、終了合図後は工具を止めて作品に触れず、退出も監督員の指示に従います。完成したら、施工条件・極性・接続と刻印・電線や器具の欠陥を点検します。
自己チェック|来週の計画と当日準備の判断練習
問1:50問中32問正解したが、勘で選んだ問題が8問ある。すぐ次の模試だけへ進める?
解答・解説:勘の8問も復習対象です。正答数と根拠を説明できる数を分け、原因が多い2分野を修正してから別回へ進みます。
問2:技能は40分以内で完成したが、同じ圧着の誤りが続く。次の候補へ進む前に何をする?
解答・解説:接続する電線からスリーブと刻印を決める部分練習へ戻り、別作品で再判定します。完成時間だけでは欠陥のない作品という基準を満たしません。
問3:CBT申込みは完了した。試験日まで勉強だけ続ければ受験できる?
解答・解説:会場予約が別途必要です。下期は9月9日10時〜10月14日23時59分の期間に手続きし、予約日時・会場をマイページで確認します。
問4:筆記で使った自分の時計・HB鉛筆をCBTでも机上に置く?
解答・解説:置きません。CBTでは持参した筆記具・時計は使用できず、貸出の黒ボールペンとメモを使います。必須の本人確認書類も方式に合わせて確認します。
問5:技能開始後にリングスリーブが足りなくなった。持参した予備材で代用する?
解答・解説:代用せず監督員へ追加を申し出ます。対象材料の追加は欠陥にはなりませんが、私物材料は使用できません。開始前の不良材料の申出とは別の扱いです。
問6:指定工具のスケールを電子ノギスに置き換えてよい?
解答・解説:デジタル表示機能付き工具は使用できません。指定工具を用意し、使える追加工具かどうかも受験案内で確認します。
合格後の免状申請と、今から進む学習先
技能合格後は住所地の都道府県へ免状交付を申請します。試験合格と免状の交付は別なので、必要書類と窓口は第二種電気工事士の免状申請で確認してください。
初学者は次にオームの法則と合成抵抗・キルヒホッフへ進みます。学科を一通り学んだ人は第二種学科模擬試験・第1回で弱点を診断し、技能段階の人はケーブルの剥ぎ取り・輪づくりで基本作業から始めてください。今日行うのは、この三つから現在地に合う一つです。
受験条件を照合した資料
確認日:2026年9月7日。日程、50問・120分、60点、技能40分・欠陥のない作品という判定、当日準備は下記の公式資料へ照合しました。12週間の配分、診断方法、図と自己チェックは当サイト独自の学習提案です。受験直前には当該期の受験案内と本人に指定された情報を優先します。
- 試験センター:第二種試験日程と受験案内
- 令和8年度下期受験案内(持ち物43〜44ページ、材料確認9・41ページ)
- CBT-Solutions:令和8年度下期第二種CBTの会場予約期間
- 試験センター:学科試験のポイントと出題範囲
- 試験センター:公表問題と解答
- 試験センター:技能試験候補問題
- 試験センター:技能試験の欠陥判断基準
- 試験センター:CBT当日の持参品FAQ
※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。
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