この記事でわかること
- 第二種電気工事士試験の年間スケジュール(上期・下期)
- 受験申込の手順と必要な費用(受験手数料9,300円)
- 学科試験のCBT方式と筆記方式の違い
- 学科試験免除制度の条件と活用方法
結論から言います
第二種電気工事士試験は年2回(上期・下期)実施されます。受験資格は一切なし。年齢・学歴・実務経験を問わず、誰でも受験できます。
受験手数料はインターネット申込で9,300円(2026年度時点)。申込はインターネットが主流で、試験実施機関である一般財団法人 電気技術者試験センター(ECEE)の公式サイトから手続きできます。
この記事では、試験の年間スケジュール・申込手順・費用・学科免除制度まで、受験に必要な情報をすべてまとめました。「これから受験しよう」と思った方は、まずこの記事を読んで全体像をつかんでください。
※ 本記事は2026年3月時点の情報をもとに構成しています。受験手数料・試験日程・申込期間は年度ごとに変更される場合があります。必ず電気技術者試験センター(ECEE)公式サイトで最新情報をご確認ください。
第二種電気工事士がどんな資格か知りたい方は、こちらの記事を先にどうぞ。
→ 第二種電気工事士とは?資格の概要・できること・将来性を徹底解説
試験の基本情報
まずは試験の全体像を把握しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験実施機関 | 一般財団法人 電気技術者試験センター(ECEE) |
| 実施回数 | 年2回(上期・下期) |
| 受験資格 | なし(年齢・学歴・国籍不問) |
| 試験の段階 | 学科試験 → 技能試験 の2段階 |
| 受験手数料 | インターネット申込 9,300円 ※ |
※ 2024年度の金額です。年度により変更される場合があります。最新の金額は公式サイトでご確認ください。
受験資格が「なし」というのは大きなポイントです。電気の仕事に就いたことがなくても、高校生でも社会人でも、申込さえすれば誰でもチャレンジできます。
申込から免状取得まで約6〜7ヶ月。計画的にスケジュールを立てましょう。
学科試験と技能試験の2段階制
第二種電気工事士試験は、学科試験(筆記試験)と技能試験(実技試験)の2つに分かれています。学科試験に合格した人だけが技能試験を受けられる仕組みです。
学科試験のポイント
- 出題形式:4択マークシート(50問・100点満点)
- 合格基準:60点以上(30問正解)が目安
- 試験時間:120分
- 受験方式:CBT方式(コンピュータ試験)と筆記方式の2つから選択可能
CBT方式とは、全国のテストセンターでパソコンを使って受験する方式です。試験期間中であれば、自分の都合のよい日時・会場を選べるのが大きなメリット。「土日は仕事だから平日に受けたい」という方にもありがたいですね。
一方、筆記方式は従来どおり、指定された日に試験会場で紙のマークシートに解答する方式です。パソコン操作に不安がある方はこちらを選んでもOKです。
技能試験のポイント
- 試験内容:配線図をもとに、実際に電気回路を組み立てる
- 試験時間:40分
- 候補問題:事前に公表される13問のうちから1問が出題
- 判定方法:欠陥がなければ合格(点数制ではなく、完成品の出来栄えで判定)
技能試験は「作品を完成させられるか」が勝負です。候補問題が事前に公表されるので、しっかり練習すれば合格は十分可能です。
試験の難易度や合格率について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
→ 第二種電気工事士の合格率と難易度|過去データから見る攻略ポイント
試験の年間スケジュール(目安)
第二種電気工事士試験のおおまかな年間スケジュールは以下のとおりです。
※ 具体的な日程は年度ごとに異なります。必ず公式サイトで確認してください。
上期試験のスケジュール(目安)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 3月頃 | 受験申込受付(約1か月間) |
| 4月〜5月頃 | 学科試験(CBT方式) |
| 5月頃 | 学科試験(筆記方式) |
| 6月頃 | 学科試験の合格発表 |
| 7月頃 | 技能試験 |
| 8月頃 | 技能試験の合格発表 |
下期試験のスケジュール(目安)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 8月頃 | 受験申込受付(約1か月間) |
| 9月〜10月頃 | 学科試験(CBT方式) |
| 10月頃 | 学科試験(筆記方式) |
| 11月頃 | 学科試験の合格発表 |
| 12月頃 | 技能試験 |
| 1月頃 | 技能試験の合格発表 |
ポイントは、申込から最終合格まで約半年かかること。特に上期は3月に申込、合格発表は8月頃になるので、長丁場のスケジュール管理が大切です。
「上期と下期、どちらで受けるべき?」と迷ったら、自分の準備期間に合わせて選びましょう。初めて受験する方は、勉強の開始時期から逆算して3〜4か月の準備期間を確保するのがおすすめです。
具体的な勉強法やスケジュールの立て方はこちらで詳しく解説しています。
→ 第二種電気工事士は独学で合格できる!勉強法とスケジュールを完全ガイド
受験手数料
第二種電気工事士試験の受験手数料は以下のとおりです。
| 申込方法 | 受験手数料 |
|---|---|
| インターネット申込 | 9,300円 |
| 郵便申込 | 9,600円 |
※ 上記は2024年度の金額です。最新の金額は電気技術者試験センター公式サイトでご確認ください。
インターネット申込のほうが300円お得です。さらに手続きも簡単なので、特別な理由がない限りインターネット申込を選びましょう。
なお、受験手数料には学科試験と技能試験の両方が含まれています。学科に合格して技能に落ちた場合も、次回の再受験には改めて受験手数料が必要になる点にご注意ください(ただし学科免除制度があります。詳しくは後述)。
受験手数料以外にかかる費用
試験の受験手数料だけでなく、以下の費用も計画に入れておきましょう。
- 参考書・テキスト代:2,000〜3,000円程度
- 技能試験の練習材料費:15,000〜20,000円程度(ケーブル・器具のセット)
- 工具セット代:10,000〜15,000円程度(技能試験用)
- 免状交付申請手数料:5,300円(合格後、各都道府県に申請)
トータルで約40,000〜50,000円程度を見込んでおくと安心です。「思ったよりかかるな」と思うかもしれませんが、この資格を取れば電気工事の仕事に就けるようになるので、自己投資としてはかなりコスパのよい資格です。
申込方法(インターネット申込の手順)
現在はインターネット申込が主流です。郵便申込も可能ですが、ここではインターネット申込の流れを解説します。
STEP 1:公式サイトにアクセス
電気技術者試験センター(ECEE)の公式サイトにアクセスし、「受験申込」のページへ進みます。
STEP 2:マイページ登録(初回のみ)
初めて受験する方は、まずマイページの登録が必要です。メールアドレスを入力して仮登録し、届いたメールから本登録を完了させます。
- 氏名・住所・生年月日などの個人情報を入力
- 顔写真のアップロード(証明写真のデータ)
STEP 3:受験申込
マイページにログインし、受験する試験(上期 or 下期)を選んで申込みます。
- 受験する試験を選択(上期 or 下期)
- 学科試験の方式を選択(CBT方式 or 筆記方式)
- 試験地を選択(希望する都道府県)
- 学科免除に該当する場合はその旨を申告
STEP 4:受験手数料の支払い
申込内容を確認したら、受験手数料を支払います。支払い方法は以下から選べます。
- クレジットカード
- コンビニ払い
- Pay-easy(ペイジー)
STEP 5:受験票の受け取り
試験日の約2週間前に受験票が届きます(CBT方式の場合はマイページで確認)。届いたら試験会場・日時・持ち物を必ず確認しておきましょう。
申込期間は約1か月間と短いので、忘れないうちに早めに手続きしてください! うっかり申込を忘れると、次の試験(半年後)まで待つことになります。
学科免除制度を活用しよう
第二種電気工事士試験には、学科試験が免除される制度があります。うまく活用すれば、技能試験だけの受験で合格を目指せます。
学科免除の対象者
| 対象者 | 免除の条件 |
|---|---|
| 前回の学科試験合格者 | 学科合格後、次の試験で技能のみ受験可能 |
| 高校・大学等で所定の課程を修了した方 | 電気工学の課程を修めた卒業者 |
最もよくあるケースは、「学科は受かったけど技能で落ちてしまった」というパターンです。この場合、次回の試験で学科を受け直す必要はなく、技能試験だけに集中できます。
ただし注意点があります。学科免除が有効なのは、合格した試験の翌年度までです(例:2025年度上期の学科に合格 → 2026年度までの技能試験で免除適用)。期限を過ぎると免除の権利が失われるので、できるだけ早く技能試験に再チャレンジしましょう。
試験当日に向けて知っておきたいこと
持ち物チェックリスト
試験当日に必要なものを簡単にまとめます。
学科試験(筆記方式)
- 受験票
- HBの鉛筆またはシャープペンシル
- 消しゴム
- 写真付きの身分証明書
- 時計(通信機能のないもの)
技能試験
- 受験票
- 写真付きの身分証明書
- 指定工具一式(ペンチ・ドライバー・電工ナイフ等)
- 時計(通信機能のないもの)
試験当日の持ち物・注意事項についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
上期と下期、どちらがおすすめ?
結論から言うと、どちらでも合格は可能です。ただ、目安として以下を参考にしてください。
- 上期がおすすめな人:年明けから勉強を始められる方。夏前に合格して免状を取得し、早く仕事に活かしたい方。
- 下期がおすすめな人:春から準備を始めたい方。上期の試験に間に合わなかった方。上期で学科に合格して技能のリベンジを狙う方。
どちらの試験も出題難易度に大きな差はありません。自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
第一種との違いも知っておこう
「第二種の受験を考えているけど、第一種のほうがいいのかな?」と迷っている方もいるかもしれません。第二種と第一種の違いについてはこちらの記事で詳しく比較しています。
→ 第一種と第二種電気工事士の違いは?どちらを先に取るべきか徹底比較
基本的には、まず第二種を取得してから第一種にステップアップするのが王道ルートです。
申込と同時に学習をスタートしよう
受験申込をしたら、すぐに学習を始めましょう。学習ロードマップで最適な学習順序を確認できます。
通信講座で確実に合格したいなら:
- JTEX 電気工事士講座
― テキスト中心でじっくり学習 - SAT 第二種電気工事士講座
― 動画講義でスマホ学習OK
申込んだら早速テキスト準備!
受験申込を済ませたら、すぐにテキストで勉強を始めましょう。選び方はおすすめ参考書ガイドで解説しています。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- 第二種電気工事士試験は年2回(上期・下期)実施
- 試験実施機関は電気技術者試験センター(ECEE)
- 受験資格なし(誰でも受験可能)
- 学科試験と技能試験の2段階制
- 学科はCBT方式と筆記方式を選択可能
- 受験手数料はインターネット申込で9,300円(2026年度時点)
- インターネット申込が主流(公式サイトから手続き)
- 前回の学科合格者は学科免除で技能のみ受験可能
- 申込期間は短い(約1か月)ので早めの手続きを!
試験は誰にでも門戸が開かれています。「受けてみようかな」と思ったその瞬間が、合格への第一歩です。まずは公式サイトで最新の試験日程を確認し、スケジュールを立ててみてください。
理解度チェック問題
最後に、この記事の内容が頭に入っているか確認してみましょう。
Q1. 第二種電気工事士試験の受験資格として正しいものはどれか。
(ア)18歳以上であること
(イ)高校卒業以上であること
(ウ)電気工事に関する実務経験が1年以上あること
(エ)特に制限はなく、誰でも受験できる
Q2. 第二種電気工事士の学科試験について、正しいものはどれか。
(ア)記述式で出題される
(イ)CBT方式と筆記方式の2つから受験方法を選べる
(ウ)合格基準は80点以上である
(エ)試験時間は60分である
Q3. 学科試験の免除が受けられるのはどのような場合か。
(ア)第一種電気工事士の学科試験に合格している場合
(イ)電気工事会社に3年以上勤務している場合
(ウ)前回の第二種電気工事士の学科試験に合格し、技能試験で不合格となった場合
(エ)電気主任技術者の資格を持っている場合
Q4. インターネットで受験を申し込む際、最初に行うべきことはどれか。
(ア)試験会場に直接問い合わせる
(イ)受験手数料を銀行振込で支払う
(ウ)電気技術者試験センターの公式サイトでマイページを登録する
(エ)勤務先の会社から推薦状をもらう
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よくある質問
Q. 第二種電気工事士の試験はいつ?
A. 学科試験は年2回(上期:5月頃、下期:10月頃)、技能試験は学科合格後に実施されます(上期:7月頃、下期:12月頃)。
Q. 受験料はいくら?
A. インターネット申込の場合9,300円、郵送申込の場合9,600円です(2026年度)。
Q. 申込期間はいつ?
A. 上期は1月中旬〜2月上旬頃、下期は7月中旬〜8月上旬頃が一般的です。電気技術者試験センターのWebサイトで正確な日程を確認してください。
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