受験ガイド 第一種電気工事士

【第一種電気工事士】おすすめ参考書|学科・技能テキストの選び方

この記事でわかること

  • 学科テキストの選び方と比較ポイント
  • 過去問題集の効果的な使い方
  • 技能テキストの選び方(写真付きが重要な理由)
  • 3つのコース別・参考書の組み合わせパターン

結論から言います

第一種電気工事士の合格に必要な参考書は学科テキスト1冊+過去問題集1冊+技能テキスト1冊の3冊です。第二種に合格している方なら、基礎知識があるのでスムーズにステップアップできます。

参考書選びの3つの基準
最新年度版を選ぶ(法改正・出題傾向の変化に対応)
図解が多いテキストを選ぶ(高圧機器は写真・図で理解)
③ 技能は候補問題の全解説付きを選ぶ

学科試験のテキスト

第一種の学科試験は第二種と出題範囲が重なる部分が多いですが、高圧受電設備電気機器法令が大幅に追加されます。

テキスト選びのポイント

重視すべき点 理由
高圧受電設備の解説が充実 第一種最大の難関。単線結線図の読み方が合否を分ける
写真・図解が豊富 VCB・DS・PAS等は実物を見ないとイメージしにくい
計算問題の解説が丁寧 %Z法・短絡電流など第一種特有の計算がある
最新の法令に対応 電気事業法・電気工事士法の改正に対応した版を選ぶ

おすすめの学科テキスト

定番テキスト
1. ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 学科試験すい~っと合格(ツールボックス)
→ イラスト中心で初学者にも分かりやすい。第二種の「すい~っと」シリーズと同じ構成なので、第二種で使った方は馴染みやすい

2. 第一種電気工事士 筆記試験 完全マスター(オーム社)
→ 解説が詳しく、体系的に学べる。計算問題の解法も充実。じっくり学びたい方向け

3. 第一種電気工事士 学科試験 完全攻略(技術評論社)
→ 要点がコンパクトにまとまっている。短期間で効率よく学びたい方向け

過去問題集

学科試験は過去問の繰り返し出題が非常に多い試験です。テキストで基礎を固めたら、過去問を最低3周は解きましょう。

過去問の使い方

過去問学習の3ステップ
Step 1 まず1年分を時間を計って解く
└ 140分で50問。現在の実力を把握する

Step 2 間違えた問題を分野別に分類
└ 苦手分野を特定してテキストに戻る

Step 3 全年度を3周以上繰り返す
└ 同じ問題を何度も解いてパターンを体に覚えさせる

おすすめの過去問題集

定番の過去問題集
1. 第一種電気工事士 筆記試験 模範解答集(電気書院)
→ 過去10年分を収録。解説が丁寧で、類題の参照もできる定番中の定番

2. すい~っと合格赤のハンディ 第1種電気工事士 学科過去問(ツールボックス)
→ コンパクトサイズで持ち運びやすい。通勤・通学時間に学習したい方向け

技能試験のテキスト

技能試験は事前に候補問題が公表されます。テキストは候補問題の全問について、施工条件・複線図・完成写真が掲載されているものを選びましょう。

テキスト選びのポイント

重視すべき点 理由
全候補問題の解説付き どの問題が出ても対応できるようにする
カラー写真が豊富 完成形のイメージをつかむ。欠陥の判定基準も写真で確認
複線図の書き方の解説 ステップごとの複線図で手順を理解
KIP線・端子台の作業解説 第一種特有の作業を詳しく解説しているか

おすすめの技能テキスト

定番テキスト
1. ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格(ツールボックス)
→ 全候補問題の複線図・完成写真をカラーで掲載。初めての方でも手順がわかりやすい

2. 第一種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答(オーム社)
→ 各候補問題の施工条件を丁寧に解説。作業手順が詳しく、確実に合格したい方向け

第二種からのステップアップ学習法

第二種に合格している方は、すでに基礎知識があります。以下のポイントに絞って学習すれば効率的です。

第二種→第一種 重点学習ポイント
学科で追加される内容
・高圧受電設備(単線結線図の読み方)
・%Z法・短絡電流計算
・保護継電器(OCR・GR・DGR)
・高圧機器(VCB・DS・LBS・PAS)
・需要率・負荷率・不等率
・自家用電気工作物の法令

技能で追加される内容
・KIP線の剥ぎ取り・接続
・端子台への結線
・CVVケーブルの取り扱い
・電磁開閉器の制御回路

第二種と共通する分野(オームの法則・配線方法・図記号など)は復習程度で済むため、上記の第一種特有のテーマに学習時間を集中させましょう。

学習スケジュールの目安

期間 第二種合格者 初学者
学科対策 2〜3ヶ月 4〜6ヶ月
技能対策 1〜2ヶ月 2〜3ヶ月
合計 3〜5ヶ月 6〜9ヶ月

参考書の組み合わせパターン — 3つのコースから選ぼう

「結局、何を買えばいいの?」という方のために、3つの学習コースを整理しました。自分の経験や学習期間に合わせて選んでください。

最短コース
買うもの:過去問題集のみ
対象:第二種取得者
費用:約2,000円
期間:1〜2ヶ月
コスパ最強。基礎力がある人向け
標準コース
買うもの:テキスト+過去問
対象:第二種取得者
費用:約4,000円
期間:2〜3ヶ月
最もバランスが良い王道パターン
フルコース
買うもの:テキスト+過去問+技能テキスト
対象:初学者 or 確実に合格したい人
費用:約6,000円
期間:3〜5ヶ月
学科+技能を一気に対策できる

迷ったら標準コースがおすすめです。テキストで全体像をつかんでから過去問を回すのが、最も効率よく合格ラインに乗る方法です。

参考書選びでよくある失敗3選

買う前に知っておきたい — 3つの落とし穴
  • 古い年度版を買ってしまう — 法改正・出題傾向の変化で内容が古くなります。必ず最新年度版(2026年版)を選びましょう
  • テキストだけ買って過去問を買わない — テキストはあくまで「理解」のための補助教材。過去問が最も重要です。過去問を繰り返すことが合格への最短ルートです
  • 第二種のテキストで第一種を受けようとする — 第一種は高圧・電気応用・発電送電が出題範囲に加わります。第二種のテキストではこれらの分野が完全に不足するため、必ず第一種専用のテキストを使いましょう

まとめ

第一種電気工事士の参考書はテキスト+過去問+技能テキストの3冊が基本です。最新年度版を選び、過去問を繰り返し解くことが合格への最短ルートです。

学習をスタートするなら

第一種の学習を始めるなら、まずテキストを1冊選びましょう。

独学に不安がある方は、通信講座でプロの解説を受けるのも効果的です。

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