変圧器と誘導電動機|巻数比・同期速度・すべりの計算
この記事を読み終えると、変圧器の問題は「巻数比を書く → 電圧か電流かを決める → 実機なら損失を足す」、誘導電動機の問題は「同期速度を先に出す → すべりを小数へ直す → 実回転速度へ戻す」の順で、途中式を省かず解き切れるようになります。 この分野でつまずく原因は、公式を忘れたことよりも、電流だけが逆向きになることを見落とすことと、同期速度と実回転速度を同じ量として扱ってしまうことにあります。この記事はその2つを潰す順番で並べています。 この記事で使う式 理想変圧器:V1÷V2=N1÷N2、V1I1=V ...
電線・ケーブルの種類と用途|IV・VVF・CVTの見分け方
結論から言います。電線・ケーブルは、外被(シース)の有無と断面で候補を絞り、種類・電圧・サイズの表示で確かめます。色や太さだけでは種類を決められません。このページではIV・VVF・CVTなどの自作構造図と表示の読み取り例を使い、分かることと、追加確認が必要なことを整理します。 断面の違いを見る / 表示の読み方 / 初めて見る例で練習 鑑別でつまずく原因は、名称を覚えていないことよりも、色や太さの印象だけで決めてしまうことと、表示の数字を最後まで読まないことにあります。灰色ならVVF、黒ならOWといった覚 ...
分岐回路と幹線の設計|許容電流・遮断器・コンセント・3mルール
この記事では、負荷から幹線電線の必要許容電流を求め、遮断器の上限、分岐回路の電線・コンセント、遮断器までの距離を順に判定できるようになります。判断軸は「必要な電流」「選んだ電線が流せる電流」「遮断器が守る区間」です。ここを先に決めると1.25倍と3倍の式を取り違えません。対象は試験で扱う一般的な低圧幹線・分岐回路です。実際の設計は電線種類、施設方法、温度、電圧降下、短絡電流、負荷の始動、保護協調、設計図書とメーカー仕様を含めて有資格者・設計者が判断します。低圧分岐回路とは 低圧分岐回路は、低圧幹線から分か ...
三相・単相の電圧降下と電力計算|√3Ir・2Ir・IrとY/Δ結線
この記事では、三相・単相の配電方式と電圧を測る2点を確認し、√3Ir・2Ir・Irを条件から選んで、電圧降下・電力・電線損失を計算できるようになります。先に三相の線間値を整理し、続いて単相の往復線と中性線を比較します。Iは線電流〔A〕、rは電線1本の抵抗〔Ω〕、eは電圧降下〔V〕です。√3の式は平衡した正弦波三相回路を基本とします。始動中のモーター、不平衡や波形ひずみ、インバータ出力側を定常状態の式だけで評価しません。三相交流は120°ずれた3相で構成される 平衡した正弦波三相交流では、同じ周波数・同じ実 ...
コンデンサの計算|合成容量・Q=CV・リアクタンス【第二種】
この記事を読み終えると、コンデンサの問題を見たときに「単位をFへそろえる → 並列か直列かを節点で判定する → Q=CVで電荷か電圧を出す → 大小関係で検算する」の順に、途中式を省かず解き切れるようになります。 コンデンサの計算でつまずく原因は、たいてい公式を忘れたことではなく、μFのまま掛けてしまうことと、並列と直列を見た目で決めてしまうことの2つです。この記事はその2つを潰す順番で並べています。 この記事で使う式 電荷:Q=CV(Q〔C〕、C〔F〕、V〔V〕) 合成容量:並列はC=C1+C2、直列は ...
差込形コネクタ・ランプレセプタクル・引掛シーリング|結線と欠陥対策
この記事を読むと、こうなります 差込形コネクタ・ランプレセプタクル・引掛シーリングを、 器具ごとに「完成後どこを見るか」で採点できるようになり、 同じ「心線の露出」でも境界が1mm・2mm・5mmに分かれる理由を説明できるようになります。 3つの器具は「どこを見るか」で分ける 差込形コネクタ、ランプレセプタクル、引掛シーリングローゼットは、 どれも電線をつなぐという点だけが同じで、接続方法も確認位置も違います。 判断軸は「結線の方式」と「完成後に目視する場所」の2つです。 結論としては、器具を見たらまず方 ...
リングスリーブの圧着|電線本数・刻印・欠陥対策
この記事を読むと、こうなります リングスリーブの呼び(材料)と圧着マーク(工具)を別々に選べるようになり、 圧着後の接続部を上端・下端・絶縁被覆の3か所で自己採点できるようになります。 圧着の判断軸は「材料」と「工具」の2つ リングスリーブの圧着でつまずく原因は、ほとんどが1つに絞れます。 判断軸が2つあるのに、1つだと思って覚えていることです。 選ぶものは、材料であるスリーブの呼びと、工具のダイスが残す圧着マークの2つです。 結論としては、先に呼びを決め、そのあとで圧着マークを決めます。 逆順にすると、 ...
ケーブルの剥ぎ取り・輪づくり|寸法と欠陥対策
この記事を読むと、こうなります 剥ぎ取り長さを暗記した数字で決めるのをやめて、 接続後の完成状態から逆算して決められるようになり、輪づくりを公式の判定項目で自己採点できるようになります。 剥ぎ取りで外すのは3層のうち2層だけ ケーブルは3層でできています。この3層を切り分けずに「剥く」と考えると、 外装を切るつもりで心線まで刃が届きます。まず、いま何層目に工具を当てているのかを言えるようにします。 図1 外すのは3層のうち2層。心線は残すVVF 1.6mm-2心を切り口から見た形です。工具を当てる前に、い ...
第二種電気工事士のおすすめ参考書|買う前の選び方7項目
この記事を読み終えると、公式の学科問題10問を解いた結果から、自分に足りないのが説明・演習・技能の手順のどれかを判定し、買う教材の型を1つに絞れるようになります。 第二種電気工事士の参考書は、人気順位や冊数ではなく、自分が説明を必要としている分野と、実際に続けられる見せ方で選びます。最初からテキスト、過去問題集、要点集を何冊もそろえる必要はありません。 まず電気技術者試験センターが無料公開している最新の学科問題を見て、計算、器具、施工、検査、配線図、法令のどこで止まるかを確認します。説明が必要ならテキスト ...
配線図の読み方と材料の拾い出し|複線図への変換と接続材の数え方
この記事では、配線図から確定できる情報と施工条件を見なければ決まらない情報を分け、単線図を複線図へ変換し、その複線図から必要な電線と接続材料を数えられるようになります。読む順番は「共通事項・特記 → 図記号と傍記 → 器具の働き → 必要な導体 → 電線種類・色別 → 接続グループ → 接続材料」で固定します。色を先に決めないことが要点です。第二種電気工事士の学科試験は50問で、そのうち配線図問題は20問程度です。ただし20問すべてが複線図変換ではありません。図記号、器具、材料、施工方法、必要な電線本数な ...









