第一種 模擬試験 第一種電気工事士

第一種電気工事士 学科模擬試験【第3回】|非常用発電50問で総仕上げ

結論:第3回は「受電・保護・非常電源」を一つの図でつないで総仕上げします

第一種電気工事士の学科対策用に、9科目とCB形受電設備・非常用発電設備をまとめた当サイト独自の50問です。公式問題の転載ではありません。計算だけでなく、停電検出から発電機始動、ATS切替、非常用負荷への給電まで説明できるかを確認します。

第3回模試の受け方

公式の学科試験案内は四肢択一50問・140分、一般問題40問程度・配線図問題10問程度です。この模試は一般40問+配線図10問とし、1問2点・30問を採点目安にします。

段階 すること 記録
受験前 参考書を閉じ、140分を確保 開始・終了時刻
解答中 3分迷ったら印を付けて進む 答え・迷い印
採点後 誤答と迷った正解を分類 式・知識・読図
安全上の注意:高圧設備・発電設備の操作、検電、測定を試みるためのページではありません。実設備では保安規程、設計図書、停電・接地手順、責任者の指示を優先してください。

問題番号ジャンプ

一般問題(問1〜問40)

問1|Δ-Y変換

同じ抵抗R〔Ω〕3個をΔ結線した回路を、端子間の特性が等しいY結線へ変換する。Y結線の各抵抗は。

イ.R÷3
ロ.R÷√3
ハ.R
ニ.3R

問2|RC直列回路

抵抗R〔Ω〕と容量性リアクタンスXC〔Ω〕の直列回路について、力率を表す式は。

イ.R÷XC
ロ.XC÷R
ハ.R÷√(R²+XC²)
ニ.XC÷√(R²+XC²)

問3|三相交流

三相3線式200 V回路へ、各相10 Ωの抵抗をY結線した。線電流〔A〕に最も近いものは。

イ.6.7
ロ.11.5
ハ.20.0
ニ.34.6

問4|静電容量

平行平板コンデンサで、極板面積と誘電体を変えずに極板間距離だけを2倍にした。静電容量は元の何倍か。

イ.1÷4
ロ.2
ハ.4
ニ.1÷2

問5|平均需要電力

工場の1か月の使用電力量が36 000 kWh、稼働日数25日、1日の稼働時間12時間だった。稼働時間中の平均需要電力〔kW〕は。

イ.60
ロ.120
ハ.240
ニ.1 200

問6|変圧比

単相変圧器の一次巻数が3 300回、二次巻数が110回である。一次へ6 600 Vを加えたとき、二次電圧〔V〕は。

イ.110
ロ.210
ハ.220
ニ.440

問7|短絡容量

基準容量100 MVA、百分率インピーダンス5%の系統で、電源側インピーダンスを無視する。三相短絡容量〔MVA〕は。

イ.5
ロ.20
ハ.500
ニ.2 000

問8|変圧器の並行運転

電圧比と位相変位が等しい100 kVA変圧器A(%Z=3%)と200 kVA変圧器B(%Z=6%)を並行運転する。両方を同時に定格容量まで使う観点での判断は。

イ.容量比が1:2なので適切
ロ.%Zが異なるため定格容量比で分担せず不適切
ハ.%Zの和が9%なので適切
ニ.容量が異なる変圧器は常に並行運転できない

問9|不等率

二つの負荷群の最大需要電力が150 kWと100 kWで、設備不等率が1.2である。合成最大需要電力〔kW〕に最も近いものは。

イ.125
ロ.175
ハ.208
ニ.300

問10|単相3線式

単相3線式100/200 V回路の中性線が断線したとき、左右の100 V負荷が不平衡である場合に起こり得るものは。

イ.両負荷の電圧は必ず100 Vのまま
ロ.一方の100 V負荷へ過電圧が加わる
ハ.200 V負荷だけが必ず短絡する
ニ.中性線電流が必ず0 Aになるため安全

問11|線路損失

材質・長さ・送電電流を変えず、電線の断面積を2倍にした。線路の電力損失は元の何倍か。

イ.1÷4
ロ.1÷√2
ハ.2
ニ.1÷2

問12|電圧降下

単相2線式回路で、電流20 A、力率0.8(遅れ)、1線当たりの抵抗0.15 Ω、リアクタンス0.10 Ωである。電圧降下〔V〕に最も近いものは。

イ.3.6
ロ.6.0
ハ.7.2
ニ.10.0

問13|Y-Δ始動

三相かご形誘導電動機をY-Δ始動する。始動時の線電流は、同じ電源電圧でΔ結線のまま全電圧始動する場合のおよそ何倍か。

イ.1÷3
ロ.1÷√3
ハ.√3
ニ.3

問14|誘導電動機

周波数50 Hz、4極、すべり4%で運転する三相誘導電動機の回転速度〔min−1〕は。

イ.1 200
ロ.1 440
ハ.1 500
ニ.3 000

問15|照明

全光束24 000 lm、消費電力200 Wの照明器具の発光効率〔lm/W〕は。

イ.48
ロ.200
ハ.4 800
ニ.120

問16|電熱

電磁調理器が、コイルの磁界で鍋に渦電流を生じさせて加熱する方式は。

イ.抵抗加熱
ロ.誘電加熱
ハ.誘導加熱
ニ.赤外線加熱

問17|電力量

6 kWの電熱器を30分間運転した。消費電力量〔kWh〕は。

イ.0.2
ロ.3
ハ.12
ニ.180

問18|変圧器損失

変圧器の効率が最大となる負荷状態を表すものは。

イ.銅損が0になる
ロ.鉄損が0になる
ハ.銅損と鉄損が等しくなる
ニ.出力と無負荷損が等しくなる

問19|LBS・PF

PF付き高圧交流負荷開閉器について、役割の組合せとして正しいものは。

イ.LBSが負荷電流を開閉、PFが短絡電流を遮断
ロ.LBSが短絡遮断、PFが負荷開閉
ハ.LBSが電圧変成、PFが電流変成
ニ.LBSが地絡方向判定、PFが雷保護

問20|DS・VCB

断路器(DS)の操作として適切なものは。

イ.VCBなどで無負荷にしてから回路を切り離す
ロ.短絡電流を直接遮断する
ハ.負荷電流を毎日開閉する
ニ.OCRの代わりに過電流を判定する

問21|CT・VT

計器用変成器の二次回路の扱いとして、正しいものは。

イ.CT二次は通電中に開放してよい
ロ.VT二次は短絡してよい
ハ.CT二次は使用中に開放せず、VT二次は短絡させない
ニ.CT二次もVT二次も常時短絡する

問22|始動用蓄電池

消防用の自家発電設備でセルモーターを用いる場合、始動用蓄電池に求められる能力として適切なものは。

イ.始動は1回だけできればよい
ロ.所定の間隔を置き、10秒の始動を3回以上行える
ハ.照明負荷だけを24時間供給できる
ニ.常用電源と常時並列できる

問23|蓄電池

定格12 V・100 Ahの蓄電池4個を直列接続した。理想的な合計電圧と容量の組合せは。

イ.12 V・400 Ah
ロ.24 V・200 Ah
ハ.48 V・400 Ah
ニ.48 V・100 Ah

問24|VCT

電力需給用計器用変成器(VCT)の主な役割は。

イ.高圧の電圧と電流を計量用に変成する
ロ.短絡電流を遮断する
ハ.力率を改善する
ニ.地絡方向を判定する

問25|高圧CVケーブル

高圧CVケーブルの金属遮へい層を所定の方法で接地する主な目的は。

イ.負荷電流を流す
ロ.遮へい層の電位を安定させ、感電・電界の影響を抑える
ハ.導体抵抗を下げる
ニ.ケーブルの引張強度を上げる

問26|ケーブル施工

高圧ケーブルを曲げて施工するとき、最小曲げ半径を決める方法として最も適切なものは。

イ.どのケーブルも外径の2倍に固定する
ロ.現場作業者の感覚だけで決める
ハ.種類・構造・施工時条件を確認し、メーカー仕様や設計図書に従う
ニ.温度や端末構造は考慮しない

問27|B種接地

高圧と低圧を結合する変圧器の低圧側にB種接地工事を施す主な目的は。

イ.雷電流だけを流す
ロ.負荷の力率を1にする
ハ.変圧器の銅損を減らす
ニ.高低圧混触時の低圧側電位上昇を抑える

問28|特種電気工事

最大電力500 kW未満の自家用需要設備で、非常用予備発電装置として設置する原動機・発電機・配電盤などを設置または変更する工事に必要な資格は。

イ.第一種電気工事士免状だけ
ロ.第二種電気工事士免状だけ
ハ.認定電気工事従事者認定証
ニ.非常用予備発電装置工事の特種電気工事資格者認定証

問29|防火区画貫通

ケーブルが防火区画を貫通する部分の施工として適切なものは。

イ.隙間を残して放熱を優先する
ロ.任意の発泡材だけで塞ぐ
ハ.認定工法・設計仕様に従い、必要な防火措置を施す
ニ.ケーブルラックがあれば処理しない

問30|接地抵抗測定

3極法で接地抵抗を測定するときの補助極と被測定接地極の扱いとして適切なものは。

イ.E・P・Cを同一点へ接続する
ロ.被測定極E、電位極P、電流極Cを所定の間隔で配置する
ハ.充電中の高圧母線へ直接接続する
ニ.補助極を使わず絶縁抵抗計で代用する

問31|絶縁抵抗測定

高圧電路の絶縁抵抗測定を行う前後の手順として、最も適切なものは。

イ.充電中のまま測定し、直後に端子へ触れる
ロ.すべて一律に1 000 Vだけで測る
ハ.接続機器を確認せず高い測定電圧を選ぶ
ニ.停電・検電・必要な接地を行い、機器仕様に合う測定電圧を選び、測定後に放電する

問32|絶縁耐力試験

絶縁耐力試験の主な目的は。

イ.電路が規定の試験電圧に耐えることを確認する
ロ.接地極の抵抗だけを測る
ハ.三相回路の相順だけを確認する
ニ.照明器具の照度を測る

問33|保護連動試験

OCRとVCBの連動試験で確認する内容として最も適切なものは。

イ.変圧器の巻数比だけ
ロ.照明の発光効率だけ
ハ.接地極の材質だけ
ニ.OCRへの試験電流に対する動作値・時限と、トリップ指令によるVCB開放

問34|検相

三相回路の相順が正相か逆相かを確認する測定器は。

イ.照度計
ロ.検相器
ハ.接地抵抗計
ニ.クランプ形漏れ電流計

問35|水力発電

水力発電所で行われる主なエネルギー変換は。

イ.水の位置・運動エネルギー→機械エネルギー→電気エネルギー
ロ.化学エネルギー→光エネルギー
ハ.電気エネルギー→位置エネルギーだけ
ニ.核エネルギー→熱エネルギーだけ

問36|揚水発電

揚水発電所が電力需要の小さい時間帯に行う動作は。

イ.上部調整池から放水して発電だけを続ける
ロ.変圧器を短絡する
ハ.電力を使って下部から上部へ揚水する
ニ.送電線を接地する

問37|変電所

変電所の主な役割として最も適切なものは。

イ.電圧の変成、回路の開閉、事故区間の保護
ロ.燃料を燃やして蒸気だけを作る
ハ.需要家の使用電力量を必ず0にする
ニ.すべての回路を常時並列にする

問38|第一種定期講習

第一種電気工事士免状の交付を受けた人の定期講習について、正しいものは。

イ.免状に5年の有効期限があり自動失効する
ロ.第二種免状を持てば永久に免除される
ハ.講習は任意で受講期限はない
ニ.交付日または前回受講日から5年以内に受講する義務がある

問39|電気工事業法

電気工事業者の業務上の義務として、法令に定められていないものは。

イ.営業所ごとの帳簿の備付け
ロ.営業所・施工場所での標識掲示
ハ.営業所への所定の器具の備付け
ニ.営業所ごとの電気主任技術者の選任

問40|第一種の工事範囲

第一種電気工事士免状の交付を受けた人が、同免状により従事できる作業は。

イ.最大電力800 kWの需要設備で変圧器へ電線を接続する
ロ.電力会社の配電用変電所で6.6 kV電線を接続する
ハ.最大電力300 kWの自家用需要設備で6.6 kV受電ケーブルを端末処理する
ニ.特種認定証なしで非常用予備発電装置を変更する

配線図問題(問41〜問50)

次の図は学習用の簡略図です。高圧側は過電流のCT→OCR→VCB、地絡のZCT・ZPD→DGR→PASまたはVCBを追い、低圧側は停電検出から発電機始動→電圧・周波数確立→ATS切替→非常用負荷を追います。計量回路、制御電源、インターロックの細部は省略しています。

問41|PAS・SOG

図の① PAS(SOG機能付き)の役割として正しいものは。

イ.受電点で開閉し、構内地絡・短絡事故の波及防止に用いる
ロ.低圧の力率だけを測る
ハ.発電機の燃料を供給する
ニ.変圧器の二次電圧を調整する

問42|DS

図の③ DSを点検のため開く前に必要な状態は。

イ.⑤ VCBを開放してDSを無負荷にする
ロ.発電機を常用電源と同期並列する
ハ.CT二次を開放する
ニ.変圧器二次を短絡する

問43|過電流保護

図の変圧器一次側で短絡事故が起きた場合、検出・判定・遮断の基本順序は。

イ.⑤ VCB→④ OCR→④ CT
ロ.④ CT→④ OCR→⑤ VCB
ハ.② DGR→③ DS→⑥変圧器
ニ.⑧ ATS→⑦ MCCB→① PAS

問44|地絡保護

図の需要家構内で地絡事故が起きた場合、DGRが方向判定に用いる量は。

イ.有効電力と周波数
ロ.変圧器温度と油面
ハ.零相電流と零相電圧
ニ.照度と力率

問45|変圧器一次電流

図の⑥ 三相変圧器500 kVAの一次定格電流〔A〕に最も近いものは。

イ.26.2
ロ.43.7
ハ.75.8
ニ.131

問46|発電機出力

図の⑨ 非常用発電機の定格容量が200 kVA、負荷力率が0.80のとき、有効電力〔kW〕は。

イ.100
ロ.200
ハ.250
ニ.160

問47|ATS

図の⑧ ATS(自動切替開閉器)の接続と役割として正しいものは。

イ.常用側と発電機側の二つの入力から、非常用負荷へ供給する電源を選ぶ
ロ.常用電源と発電機を常時並列する
ハ.高圧短絡電流を直接遮断する
ニ.発電機の回転速度だけを測る

問48|停電時シーケンス

常用電源が停電してから非常用負荷へ給電するまでの基本順序として正しいものは。

イ.ATS切替→停電検出→発電機始動
ロ.停電検出→発電機始動→電圧・周波数確立→ATS切替
ハ.発電機停止→ATS切替→停電検出
ニ.VCB投入→DS負荷開閉→発電機始動

問49|保護協調

図の⑩ 非常用負荷の分岐回路で短絡が起きたとき、保護協調の考え方として適切なものは。

イ.① PASだけを必ず先に動作させる
ロ.すべての遮断器を同時に開く
ハ.事故点に近い分岐遮断器を先に動作させ、停電範囲を抑える
ニ.保護装置の整定は不要

問50|非常用負荷

図でATS出力を⑩ 非常用負荷だけへ分けている主な理由は。

イ.発電機容量を必要な負荷へ優先配分するため
ロ.一般負荷を必ず高圧化するため
ハ.発電機を無負荷のままにするため
ニ.変圧器の一次電流を0 Aにするため

採点後の戻り先

第1回(PF・S形)第2回(CB形)も含め、点数より同じ分野を繰り返し落としていないかを確認します。

停電から復電まで、電力経路と信号を重ねる

非常用発電機とATSの単線結線図で、停電検出、始動、電圧・周波数確立、切替、UPS、負荷投入、常用復帰、冷却運転までを一続きで確認できます。

公式資料と作成方針

本模試は公式出題範囲を基にした独自問題で、実際の出題を予告するものではありません。非常用電源の構成・時限・接地・保護は設備ごとに異なるため、実務では設計図書、保安規程、メーカー仕様、関係法令を確認してください。

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎公式の9科目を基に、50問の問題文、選択肢、正答、計算過程と、受電設備・非常用発電設備の信号経路を相互照合しています。運営者情報と編集方針

広告・検証方針

教材・工具・講座のアフィリエイトリンクや1px追跡画像は掲載していません。2026年8月1日に試験形式、9科目、特種電気工事資格、定期講習、自家発電設備の基準を再確認し、旧稿の一般30問+配線図20問、未掲載写真5問、一律の発電機接地・切替時間・保護時限の断定を修正しました。


※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-第一種 模擬試験, 第一種電気工事士

戻る