複線図の書き方と結線手順を「判断の理由」まで確認
複線図で最初に決めるのは線の色ではなく、電源、負荷、点滅器、器具端子の役割です。単線図と施工条件を読み、接地側・非接地側・接地線を分け、電源から負荷までの回路を完成させてから、指定された色と接続方法を割り当てます。
このページは、2026年3月更新の公式『技能試験の概要と注意すべきポイント』を基準に、図がなくても条件を一意に判断できるオリジナル10問へ再構成しました。複線図は作業前の整理手段であり、完成作品は電気的な正しさだけでなく、配線図・施工条件との一致も必要です。
最終確認:2026年7月27日
解く前に押さえる4つの判断軸
電源方式、器具記号、端子表示、色別、接続方法、配置を問題文から拾う。
接地側、非接地側、点滅器の往き・戻り、渡り線、接地線を役割で接続する。
各区間を通る必要心線へ役割を割り当て、施工条件に従って色を決める。
短絡、未接続、極性違い、接地線忘れ、指定外の接続方法がないか確認する。
先に確認する基準・関係
| 回路・器具 | 複線図で先に追う経路 | 色・端子の確認 |
|---|---|---|
| 1灯・片切点滅 | 非接地側→点滅器→照明、接地側→照明 | 電源から点滅器、受金ねじ部など、施工条件の色別に従う。 |
| コンセント | 接地側と非接地側を各極へ送り、接地線は接地極へ別に結ぶ。 | W・N表示は接地側極。接地極と接地側極を混同しない。 |
| 3路点滅 | 一方の共通端子0へ非接地側、他方の0から照明へ。1・3は渡り線。 | 渡り線の色やケーブル心線は、経路と施工条件で確定する。 |
| 4路を含む点滅 | 3路―4路―3路の順で置き、2組の渡り線を4路の入力側・出力側へ結ぶ。 | 端子番号と器具表示を確認し、固定した色パターンだけで判断しない。 |
誤答しやすい理由
- 複線図を描く前に、白・黒・赤の使い道を固定してしまう。
- 接地側電線と、機器の金属部等を接地する接地線を同じものとして扱う。
- 3路回路の共通端子0と渡り端子1・3を取り違える。
- ジョイントボックスで同じ色の心線をまとめ、電気的な接続目的を確認しない。
- 回路が点灯すればよいと考え、施工条件が指定する色別・極性・接続方法を点検しない。
オリジナル10問ミニテスト
問題はすべて当サイト作成のオリジナルです。公式過去問題は転載していません。1問ずつ答えを決めてから、ボタンで解説を確認してください。
答え合わせ後の復習先
| 問題 | 判断軸 | 復習すること |
|---|---|---|
| 問1〜2 | 前提整理 | 配線図・施工条件を読み、接地側電線と接地線を役割で分ける。 |
| 問3〜4 | 基本回路 | 非接地側から負荷を経て接地側へ戻る経路と、器具の極性を追う。 |
| 問5〜6 | 多地点点滅 | 3路の共通端子0、渡り端子1・3、間に置く4路の役割を言語化する。 |
| 問7〜8 | 負荷の並列 | 同時点滅パイロットと複数照明は、どこに同じ電圧が加わるかで判断する。 |
| 問9〜10 | 接続・検算 | 色だけで束ねず、役割別グループと施工条件・欠陥基準を照合する。 |
- STEP 1:誤答を『条件読落とし』『役割違い』『端子違い』『色別違い』『接続違い』へ分類する。
- STEP 2:本編又は公式候補問題を一つ選び、器具と端子→電気的な経路→区間心線→色の順に複線図を描く。
- STEP 3:翌日に電源から各負荷まで指で追い、施工条件と公式欠陥基準を照合して再採点する。
公式資料と安全上の注意
制度・試験条件・欠陥基準は更新されることがあります。受験年度の案内と当日の問題を優先し、次の無料資料で確認してください。
広告・出典方針
この記事内に教材・工具・講座のアフィリエイトリンクは掲載していません。問題は公式資料の基準を照合して独自作成し、公式資料へのリンクを明示しています。
まとめ
- 複線図は配線図・説明図・施工条件を読んでから描き始める。
- 接地側電線、非接地側電線、点滅線、渡り線、接地線を役割で区別する。
- 器具端子と電気的な経路を先に結び、ケーブル心線と色は施工条件に従って割り当てる。
- 最後に短絡・未接続だけでなく、極性・色別・接地線・指定接続方法も点検する。
次に使うページ
よくある質問
技能試験で複線図を描かなければ不合格ですか?
採点の中心は、時間内に完成した作品が配線図・施工条件と欠陥判断基準に適合するかです。複線図は誤結線を防ぐための整理手段なので、自分が確実に作業できる範囲と時間で活用してください。
白線はすべて接地側として結べばよいですか?
いいえ。公式資料の白色指定は施工条件の例であり、課題ごとの条件を読む必要があります。電源からの接地側やW・N端子など指定箇所を守りつつ、各心線の始点・終点と役割を複線図で確認してください。
3路・4路の渡り線の色は固定ですか?
端子の役割は固定ですが、使用する心線の色は配線経路と課題の施工条件で確定します。共通端子0と渡り端子を先に区別し、最後に色を割り当てると混乱しにくくなります。
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