結論から言います
電気工事士のCBTは、申込みと会場予約が別手続きです。予約後は公式体験版で「解答→後回し→一覧確認→終了」を一度通し、当日は顔写真付き公的証明書を持って予約会場へ行きます。2027年度から第一種・第二種の学科試験は原則CBT方式へ移行するため、画面操作も試験準備の一部です。
この記事でできるようになること
- 2026年度と2027年度以降のCBT・筆記方式の扱いを区別する
- 申込み、支払い、会場予約、予約確認を漏れなく進める
- 本人確認、貸与品、受験票、予約変更の公式ルールを確認する
- 第二種120分・第一種140分を画面上で3周に分ける
CBTは会場のパソコンで解答する学科試験
CBT(Computer Based Testing)は、指定された試験会場のパソコンで問題を表示し、選択肢を画面上で選ぶ方式です。自宅のパソコンで受けるオンライン試験ではありません。
電気技術者試験センターの2026年8月時点の案内では、第一種は四肢択一50問・140分、第二種は四肢択一50問・120分です。どちらも1問2点で、合格基準点は60点(30問/50問)と案内されています。CBTだから試験範囲や合格基準が軽くなるわけではありません。
| 試験 | CBTの出題形式 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 第二種 学科 | 四肢択一50問・120分 | 60点(30/50問) |
| 第一種 学科 | 四肢択一50問・140分 | 60点(30/50問) |
2026年度と2027年度以降を混同しない
2026年度は移行途中です。第一種上期はCBTのみ、第一種下期はCBT・筆記、第二種は上期・下期ともCBT・筆記から選ぶ案内です。2027年度からは第一種・第二種とも、上期・下期の学科試験を原則CBT方式へ移行すると試験センターが公表しています。
| 年度・期 | 第一種 学科 | 第二種 学科 |
|---|---|---|
| 2026年度 上期 | CBT | CBT・筆記 |
| 2026年度 下期 | CBT・筆記 | CBT・筆記 |
| 2027年度以降 | 上期・下期とも原則CBT | 上期・下期とも原則CBT |
「原則」には、災害や通信ネットワーク障害などでCBTを実施できない場合、必要に応じて筆記方式で実施する趣旨の注記があります。年度や受験期が変わるたびに、古い体験記ではなく公式の移行案内と当年度受験案内を確認してください。
CBTと筆記方式の違い
| 項目 | CBT方式 | 筆記方式 |
|---|---|---|
| 日時・会場 | 実施期間と空席から予約 | 指定日・指定会場 |
| 解答 | 画面で選択 | 問題用紙・マークシート |
| 計算メモ | 会場貸与の黒ボールペン・メモ用紙 | 受験案内で指定された筆記用具 |
| 受験票 | 発送なし | 当年度案内に従う |
| 終了時 | 正答数を表示 | 公式発表で確認 |
CBTの終了画面に表示される正答数は、その場で技能学習へ切り替える判断材料になります。ただし、正式な合否確認や通知の扱いは当年度受験案内とマイページに従ってください。表示だけを免状申請などの正式書類として扱うことはできません。
2026年度にCBTと筆記を選べる場合の判断軸
受験期に両方式が用意されている場合も、「全員にCBTが有利」「紙なら必ず解きやすい」とは決められません。次の3点を、同じ50問を画面と紙で解いた記録から比べます。
- 日程・会場:CBT実施期間の空席と、筆記の指定日に実際に受験できるか。
- 読解・計算:画面の配線図と貸与メモ、紙の問題用紙のどちらで見落としが少ないか。
- 見直し:CBTの回答一覧と、紙の問題番号・マークシートのどちらで未回答を減らせるか。
画面操作に不安があっても、体験版を2回使って操作ミスが解消するなら、日程・会場の選択肢を活かせます。反対に、紙での図面確認が明らかに安定し、その受験期に筆記方式が用意されているなら、筆記を選ぶ合理性があります。2027年度以降は原則CBTへ移るため、筆記を選ぶ人も公式体験版を一度使い、次年度以降に備えてください。
申込みから会場予約までの6手順
- 当年度受験案内を開く:第一種/第二種、上期/下期、申込期間、CBT実施期間を確認する。
- マイページから試験へ申し込む:受験方式でCBTを選び、顔写真、必要申請、支払いまで完了させる。
- 会場予約期間を別に記録する:試験申込み時点ではCBT会場を予約できない受験期があります。
- マイページから日時・会場を予約する:希望会場の空席から選び、予約を確定する。
- 予約内容を再表示する:マイページ下部の「試験申込」から、資格名、日時、会場を確認する。
- 経路と本人確認書類を準備する:同名の会場や建物入口を前日までに確認する。
最重要:申込みだけではCBTを受験できない
試験センターFAQは、CBT会場を予約しなければ受験できず、予約期間内に完了しなかった場合は受験手数料を返金しないと案内しています。申込完了メールを見て安心せず、予約した日時・会場がマイページに表示されるところまで確認してください。
予約変更は「予約日の3日前まで」と空席が条件
公式FAQでは、予約した試験日の3日前まで、実施期間中で希望会場に空席があれば、全国の会場を対象に予約変更できます。予約日を前倒しする場合は、変更手続日から3日後以降の日で、実施期間中・空席ありという条件です。
「3日前」の数え方を自己判断したり、直前に必ず空席が出ると見込んだりしないでください。変更する可能性がある場合も、最初に受験可能な日時を確保し、最新の予約画面とFAQを確認します。
当日の持ち物と受付前チェック
| 確認物 | 公式案内 | 前日までにすること |
|---|---|---|
| 本人確認 | 顔写真付き公的証明書が必須 | 有効期限・氏名・写真を確認 |
| 受験票 | CBTでは発送なし | マイページの予約を確認 |
| 筆記用具 | 黒ボールペン・メモ用紙を会場で貸与 | 持込み前提にしない |
| 受付時刻 | 目安は予約開始時刻の30分前から | 交通遅延を含めて到着計画 |
顔写真付き公的証明書を提示できない場合は受験できません。利用できる証明書の範囲はCBT運営側の案内と受験案内で確認します。また、電気工事士CBTで電卓を使う前提にしないでください。試験センターFAQが電卓持込みを案内しているのは第三種電気主任技術者試験であり、電気工事士は配布メモを使って計算する準備が必要です。
当日の持ち物を第二種の学科・技能と分けて確認する場合は「第二種電気工事士の持ち物」も使えますが、最終判断は予約した試験の受験案内です。
トラブルは「受験者側・会場側・災害」に分ける
受験できない状況をすべて同じ「キャンセル」と考えず、原因と連絡先を分けます。
- 受験者側:予約忘れ、本人確認書類の不足、日時・会場の取り違え、交通遅延。予約画面と当年度ルールに従い、早めに試験センターまたは案内された窓口へ確認する。
- 会場・システム側:システムダウンや通信障害で受験不能になった場合。自己判断で帰らず、会場係員の指示と試験センターからの再試験案内に従う。
- 災害・広域障害:地震、台風などによる中止・延期。試験センターホームページの公式発表を確認する。
2026年度第二種受験案内は、会場のシステムダウン・通信障害で受験不能となった場合に再試験を案内・実施し、その期間にも受験できない場合の返金を説明しています。これは、予約を忘れた場合の返金とは別です。原因ごとの公式扱いを混ぜないことが大切です。
公式体験版で確認する5つの操作
- 問題文と選択肢を読み、1つを選んで次へ進む
- 迷った問題に見直し用の印を付ける
- 問題一覧から未回答・見直し対象へ戻る
- 配線図や長い問題文を、画面の表示範囲で最後まで確認する
- 全問の回答状態を確認し、試験終了操作を行う
公式体験版はPCなど大画面での利用が推奨されています。本番と同じ問題が出る練習ではなく、画面を探す時間を本番で減らすための操作練習です。1回目は機能確認、2回目は時間を測り、未回答を残さず終えられるか確認します。
CBTの時間配分は3周に分ける
次の時間配分は試験センターの指定ではなく、当サイトの練習案です。計算の得意不得意に合わせ、模擬試験の記録から調整してください。
| 周回 | 第二種120分の目安 | 第一種140分の目安 |
|---|---|---|
| 1周目 確実な問題を回答 |
70分まで | 85分まで |
| 2周目 計算・見直し対象 |
35分 | 40分 |
| 最終確認 未回答・押し間違い |
15分 | 15分 |
1周目で1問に長く止まると、後半の配線図や確実な知識問題へ届かないことがあります。迷ったら選択肢を仮置きして見直し対象にし、2周目へ送ります。最後は知識の再検討より、未回答、問題番号、選択状態、残り時間を優先して確認します。
画面試験に合わせた練習記録
紙の問題を解くだけでなく、当サイトの50問模擬試験または公式体験版で、次の4項目を記録します。
- 1周目終了時刻:全50問へ一度到達できたか
- 見直し数:知識不足と計算保留を分ける
- 未回答数:終了前に0へできたか
- 操作ミス:選択し忘れ、戻る問題の誤認、図の見落としを残す
第二種は「学科模擬試験【第1回】」、第一種は「学科模擬試験【第1回】」で50問の周回を練習できます。当サイトの画面は公式CBTと同一ではないため、最後は必ず公式体験版でも操作を確認してください。
正答数表示と正式な合否を区別する
2027年度移行案内は、CBTでは試験終了後に正答数が表示され、その場で結果を把握して技能試験の準備を始められる点を説明しています。一方、正式な合否発表・結果通知は別工程です。
終了直後は、正答数、受験日、技能学習の開始日だけを記録し、CBTで知り得た試験問題や内容を第三者へ漏らさないでください。第一種の受験案内も、CBT問題と内容を第三者へ開示しないよう求めています。
援助措置が必要な場合
画面表示、読み上げ、ルビ、会場設備などに配慮が必要な場合は、申込後ではなく当年度案内の期限までに援助措置を申請し、試験センターへ確認してください。対応可否を体験版だけで判断せず、受験方式を決める前に公式窓口へ相談します。
理解度チェック
制度と当日の流れを確認するオリジナル問題です。正答後も、自分のマイページで同じ項目を確認してください。
問1:申込みと予約
CBT方式を選んで受験手数料を支払えば、会場予約をしなくても受験できる。○か×か。
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正解:×
CBTは別途、予約期間内にマイページから日時・会場を予約する必要があります。予約しなければ受験できません。
問2:当日の持ち物
CBT当日に必須と公式FAQが案内しているものはどれですか。
ア.CBT受験票 イ.顔写真付き公的証明書 ウ.自分の黒ボールペン エ.電卓
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正解:イ
顔写真付き公的証明書を受付で提示します。CBT受験票は発送されず、黒ボールペンとメモ用紙は会場貸与です。
問3:2027年度以降
2027年度から第一種・第二種の学科試験は、上期・下期とも原則CBT方式へ移行する。○か×か。
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正解:○
公式移行案内のとおりです。ただし災害・通信障害等でCBTを実施できない場合の注記があります。
公式資料と次の準備
- 電気技術者試験センター:CBT方式の案内・体験版
- 電気技術者試験センター:2027年度からの原則CBT移行
- 公式FAQ:CBTの会場予約は別途必要
- 公式FAQ:CBT予約の変更条件
- 公式FAQ:CBT受験票は発送されない
- 公式FAQ:当日の本人確認・貸与品
- 公式FAQ:受付開始時刻の目安
- 電気技術者試験センター:第一種の日程・受験案内
- 電気技術者試験センター:第二種の日程・受験案内
広告・編集方針
この記事内に通信講座、参考書、CBT対策サービスのアフィリエイトリンクは掲載していません。公式資料とサイト内の無料学習ページだけを案内しています。内容は2026年8月2日に2026年度方式、2027年度移行、予約・持ち物FAQを再確認しました。
※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。
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