電気機器・材料・工具

【10問】照明・配線器具ミニテスト|第二種

照明の基本量とスイッチ・コンセントの役割を「判断の理由」まで確認

照明は、光束・照度・色温度・演色性を同じ『明るさ』として扱わないことが第一歩です。配線器具は、器具名だけでなく、何か所から操作するか、表示灯がいつ点灯するか、接地極と接地端子のどちらを備えるかまで分けて判断します。

このページでは、電気技術者試験センターの現行科目説明・公式例題・2026年度上期公開問題と、メーカーが公開する配線図記号資料を照合し、条件を明示したオリジナル10問へ再構成しました。実設備の器具交換や結線は、回路を特定して停電・無電圧を確認し、適用する規定と機器仕様に従ってください。

最終確認:2026年7月27日

解く前に押さえる4つの判断軸

光の量

光束lm、照度lx、色温度K、演色評価数Raを分け、発光効率はlm/Wで比較する。

操作箇所

1か所は片切、2か所は3路2個、3か所以上は両端の3路間へ4路を追加する。

傍記

H/LとE/ET/EETは文字を丸暗記せず、表示灯の点灯状態と接地極・接地端子の構造へ戻す。

自動・調光

周囲照度、人の接近、時刻、調光は検出対象や役割が異なる。負荷との適合確認も必要。

先に確認する基準・関係

対象 意味・構成 判断のポイント
照明の基本量 lm=光束、lx=照度、K=色温度、Ra=演色性 光源の総光量と面に届く光を分ける。製品比較は同じ条件の仕様値で行う。
3路・4路 2か所=3路+3路、3か所=3路+4路+3路 4路は操作箇所が4つという意味ではなく、両端の3路間へ入れる中間器具。
表示灯 H=位置表示灯、L=確認表示灯 位置表示灯は主に負荷OFF時、確認表示灯は負荷ON時に点灯する。
コンセント E=接地極付、ET=接地端子付、EET=両方付 接地側線と保護用の接地線も混同しない。定格・極配置・傍記を併せて読む。
自動制御 自動点滅器=周囲照度、人感センサー=人の接近 名称ではなく、何を検知して負荷を制御する器具かで選ぶ。

誤答しやすい理由

  • LED・蛍光灯・白熱電球という名称だけで効率や寿命の順位を決め、製品のlm・W・使用条件を見ない。
  • 4路スイッチを4か所操作用と考える、または4路だけで多地点操作回路を作る。
  • HとL、EとETを逆にし、接地極・接地端子・接地側線・接地線を同じものとして扱う。
  • 自動点滅器、人感センサー、タイマ、調光器を、いずれも自動で照明を点ける器具として区別しない。

オリジナル10問ミニテスト

問題はすべて当サイト作成のオリジナルです。公式過去問題は転載していません。1問ずつ答えを決めてから、ボタンで解説を確認してください。

採点の考え方:この補助テストに公式の合格点はありません。正解数より、間違えた判断軸を特定して本編・公式資料・実物練習へ戻すことを目的にします。
第1問
定格光束1,600lm、消費電力16Wの光源の発光効率は?
A. 10lm/W B. 100lm/W C. 160lm/W D. 25,600lm/W
第2問
照明に関する量と単位の組合せとして、正しいものは?
A. 光束-lm、照度-lx、色温度-K、演色評価数-Ra B. 光束-lx、照度-lm、色温度-Ra、演色評価数-K C. 光束-W、照度-K、色温度-lm、演色評価数-lx D. 光束-Ra、照度-W、色温度-lx、演色評価数-lm
第3問
点光源から面へ垂直に光が当たり、吸収等を無視できる条件で、距離1mの照度が200lxです。距離を2mにすると照度は?
A. 25lx B. 50lx C. 100lx D. 400lx
第4問
1灯を廊下の両端2か所から点滅する基本構成は?
A. 片切スイッチ2個 B. 3路スイッチ2個 C. 4路スイッチ2個 D. 3路と4路を1個ずつ
第5問
1灯を3か所から点滅する基本構成として正しいものは?
A. 3路-3路-3路 B. 4路-4路-4路 C. 3路-4路-3路 D. 片切-3路-片切
第6問
単相2線式100Vの一般的な照明回路で、片切スイッチを入れる導体は?
A. 非接地側電線 B. 接地側電線 C. 保護用の接地線 D. どの導体でも同じ
第7問
負荷がOFFのときに点灯し、暗い場所でスイッチ位置を示す表示灯と図記号の傍記は?
A. 位置表示灯・H B. 確認表示灯・H C. 位置表示灯・L D. 確認表示灯・ET
第8問
コンセント図記号の傍記と構造の対応として正しいものは?
A. E=接地端子付、ET=接地極付、EET=防雨形 B. E=接地極付、ET=接地端子付、EET=接地極付接地端子付 C. E=防雨形、ET=漏電遮断器付、EET=抜け止め形 D. E・ET・EETはすべて同じ構造
第9問
周囲が暗くなると街路灯を点灯し、明るくなると消灯する用途に適する器具は?
A. 人感センサー B. 自動点滅器 C. 調光器 D. 力率改善用コンデンサ
第10問
LED照明を調光器で使うときの確認として、最も適切なものは?
A. LEDならすべての調光器で使える B. 白熱灯用調光器なら定格を見ずに使える C. 照明と調光器の双方について、メーカーが示す適合・負荷条件を確認する D. 非調光形LEDでも消費電力が小さければ必ず使える

答え合わせ後の復習先

問題 判断軸 復習すること
問1〜3 光の量・計算 lm、W、lm/W、lx、距離、適用条件を単位付きで書き分ける。
問4〜6 点滅回路 操作箇所数から3路・4路の配置を描き、片切を入れる導体も確認する。
問7〜8 表示灯・コンセント傍記 H/LとE/ET/EETを、点灯状態・器具構造の言葉へ戻す。
問9〜10 自動制御・調光 検知対象と負荷適合を分け、製品仕様で最終確認する。
  1. STEP 1:誤答した設問は、選択肢の文字ではなく、量の定義・回路構成・器具の役割を一文で書く。
  2. STEP 2:3路・4路とH/L、E/ET/EETは、簡単な配置図や器具の構造を手で描いて再現する。
  3. STEP 3:翌日に数値や操作箇所を変え、公式問題の図記号でも同じ判断手順を使えるか確認する。

公式資料と安全上の注意

制度・試験条件・欠陥基準は更新されることがあります。受験年度の案内と当日の問題を優先し、次の無料資料で確認してください。

安全上の境界:学習用材料や無電圧の練習環境を対象にしています。実設備の充電部、既設配線、分電盤を自己流で加工・測定しないでください。必要な資格、停電手順、管理者の指示、保護具に従います。

広告・出典方針

この記事内に教材・工具・講座のアフィリエイトリンクは掲載していません。問題は公式資料の基準を照合して独自作成し、公式資料へのリンクを明示しています。

まとめ

  • 照明はlm、lx、K、Raを分け、効率は同じ条件のlm/Wで比較する。
  • 2か所操作は3路2個、3か所以上は両端の3路間に4路を追加する。
  • H/L、E/ET/EET、自動点滅器・人感センサーは、点灯状態・構造・検知対象へ戻して判断する。

次に使うページ

よくある質問

LEDは蛍光灯より必ず発光効率が高いですか?

光源名だけでは決められません。比較する製品の定格光束を消費電力で割ったlm/Wと、器具効率・使用条件を確認します。

HとLはどちらが位置表示灯ですか?

Hが位置表示灯、Lが確認表示灯です。位置表示灯は主に負荷OFF時に点灯して場所を示し、確認表示灯は負荷ON時に点灯して運転状態を示します。

接地極付コンセントは場所名だけで選べますか?

場所名だけでは不十分です。使用機器、プラグ・接地線、定格、設置環境、図面指定、適用する規定を確認し、必要な接地極・接地端子・防雨性能を選びます。

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎電気工事士の独学合格を目指して学習中。電気技術者試験センターの一次資料を確認し、暗記値だけに頼らない判断手順へ整理しています。運営者情報と編集方針を見る




※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

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