2種 配電理論・配線設計

【10問】分岐回路の設計ミニテスト|第二種

低圧分岐回路の遮断器・電線・コンセントを「判断の理由」まで確認

分岐回路は、過電流遮断器の定格だけでは決まりません。遮断器が配線用遮断器かそれ以外か、電線の太さが足りるか、接続するコンセントの定格範囲が合うかを一組で確認します。20A回路では、配線用遮断器とヒューズ等で条件が異なります。

このページでは、2025年11月20日改正の電気設備技術基準の解釈第148・149条と、2026年度上期の公式学科問題を照合し、条件を省略しないオリジナル10問へ再構成しました。試験問題では図中の遮断器種類、電線寸法、コンセント形状、距離を先に読み取ってください。

最終確認:2026年7月27日

解く前に押さえる4つの判断軸

遮断器の種類

同じ20Aでも、配線用遮断器か、それ以外の過電流遮断器かを区別する。

電線の最小太さ

15A以下・20A配線用遮断器、20Aの非配線用遮断器、30A回路を別行で覚える。

コンセント定格

遮断器定格以下なら何でもよいとは限らない。20A未満のプラグを受けない条件も確認する。

分岐点と距離

低圧分岐回路の3m原則と、低圧幹線を分けた場合の55%・8mかつ35%・3m条件を混同しない。

先に確認する基準・関係

過電流遮断器 軟銅線の最小太さ コンセント
15A以下/15A超20A以下の配線用遮断器 直径1.6mm 15A以下/20A以下。20A配線用遮断器には15Aも接続できる。
15A超20A以下(配線用遮断器以外) 直径2.0mm 20Aで、20A未満の差込みプラグを接続できないもの。
20A超30A以下 直径2.6mm 20A以上30A以下で、20A未満の差込みプラグを接続できないもの。
30A超40A以下/40A超50A以下 断面積8mm²/14mm² 30A以上40A以下/40A以上50A以下。

誤答しやすい理由

  • 20Aという数字だけで電線を決め、配線用遮断器なら1.6mm、ヒューズ等なら2.0mmという差を見落とす。
  • 30A回路へ2.0mm電線を使える、または15Aコンセントを接続できると判断する。
  • コンセントは遮断器定格以下なら何Aでもよいと考え、20A未満プラグを受けない条件を落とす。
  • 低圧分岐回路の遮断器を分岐点から3m以内に置く原則と、低圧幹線を枝分けしたときの35%・55%条件を同じ規定として暗記する。

オリジナル10問ミニテスト

問題はすべて当サイト作成のオリジナルです。公式過去問題は転載していません。1問ずつ答えを決めてから、ボタンで解説を確認してください。

採点の考え方:この補助テストに公式の合格点はありません。正解数より、間違えた判断軸を特定して本編・公式資料・実物練習へ戻すことを目的にします。
第1問
例外条件に該当しない低圧分岐回路では、過電流遮断器を低圧幹線との分岐点から何m以下に施設する?
A. 1m B. 3m C. 8m D. 10m
第2問
定格20Aの配線用遮断器で保護する一般の低圧分岐回路です。軟銅線の最小直径は?
A. 1.0mm B. 1.6mm C. 2.0mm D. 2.6mm
第3問
定格20Aのヒューズで保護する一般の低圧分岐回路です。軟銅線の最小直径は?
A. 1.0mm B. 1.6mm C. 2.0mm D. 2.6mm
第4問
定格30Aの配線用遮断器で保護する一般の低圧分岐回路です。軟銅線の最小直径は?
A. 1.6mm B. 2.0mm C. 2.6mm D. 3.2mm
第5問
定格20Aの配線用遮断器で保護する一般の分岐回路に接続できるコンセントは?
A. 15Aだけ B. 20Aだけ C. 20A以下 D. 20A以上30A以下
第6問
定格20Aのヒューズで保護する一般の分岐回路に接続するコンセントとして適切なのは?
A. 15Aコンセント B. 15A・20A兼用コンセント C. 20Aで、20A未満のプラグを接続できないもの D. 30Aコンセントなら形状を問わない
第7問
定格30Aの配線用遮断器で保護する一般の分岐回路に接続できるコンセントの範囲は?
A. 15A以下 B. 20A以下 C. 20A以上30A以下 D. 30A以上40A以下
第8問
次のうち、一般の30A分岐回路として適切な組合せは?
A. 30A配線用遮断器・直径1.6mm・15Aコンセント B. 30A配線用遮断器・直径2.0mm・30Aコンセント C. 30A配線用遮断器・直径2.6mm・30Aコンセント D. 20A配線用遮断器・直径2.6mm・40Aコンセント
第9問
40Aの過電流遮断器で保護された低圧幹線から別の低圧幹線を分け、10m先にその幹線用遮断器を置きます。上流遮断器の55%条件から必要な許容電流は?
A. 14A以上 B. 18A以上 C. 22A以上 D. 40A以上
第10問
40Aの上流遮断器から直接接続する低圧幹線を分け、長さ8m、許容電流14Aとします。該当する例外条件は?
A. 55%以上 B. 8m以下かつ35%以上 C. 3m以下であれば常に55% D. 距離に関係なく35%以上

答え合わせ後の復習先

問題 判断軸 復習すること
問1 遮断器の施設位置 低圧分岐回路は分岐点から電線長3m以下が原則と確認する。
問2〜4 遮断器と電線 20Aは配線用遮断器か否かを分け、30Aの2.6mmまで再現する。
問5〜8 コンセントと組合せ 下限・上限と、低い定格のプラグを受けない条件を合わせる。
問9〜10 低圧幹線の分岐 55%、8m以下かつ35%、3m以下の3条件を別行で整理する。
  1. STEP 1:間違えた選択肢を「遮断器」「電線」「コンセント」「距離」のどこで不適切か分解する。
  2. STEP 2:20A回路は配線用遮断器とヒューズ等を上下2行に分け、電線・コンセントを空欄から再現する。
  3. STEP 3:翌日に30Aの組合せと、40A上流時の55%・35%を見ずに計算する。

公式資料と安全上の注意

制度・試験条件・欠陥基準は更新されることがあります。受験年度の案内と当日の問題を優先し、次の無料資料で確認してください。

安全上の境界:学習用材料や無電圧の練習環境を対象にしています。実設備の充電部、既設配線、分電盤を自己流で加工・測定しないでください。必要な資格、停電手順、管理者の指示、保護具に従います。

広告・出典方針

この記事内に教材・工具・講座のアフィリエイトリンクは掲載していません。問題は公式資料の基準を照合して独自作成し、公式資料へのリンクを明示しています。

まとめ

  • 20A回路では、配線用遮断器かそれ以外かで電線・コンセント条件が変わる。
  • 30A回路は直径2.6mm以上、コンセントは20A以上30A以下を組み合わせる。
  • 低圧分岐回路の3m原則と、分けた低圧幹線の55%・8mかつ35%条件は別々に覚える。

次に使うページ

よくある質問

20A回路は必ず2.0mmですか?

いいえ。一般の分岐回路では、15Aを超え20A以下の配線用遮断器なら直径1.6mm以上、配線用遮断器以外なら直径2.0mm以上です。問題文の遮断器種類を確認します。

30A回路へ15Aコンセントを付けられますか?

一般の組合せでは付けられません。30A回路のコンセントは20A以上30A以下で、20A未満の差込みプラグを接続できないものです。

エアコンなら一律20A専用回路ですか?

一律ではありません。機器の定格電圧・電流、プラグ形状、メーカーの指定、配線設計を確認します。試験問題では与えられた機器仕様と図面条件を優先してください。

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎電気工事士の独学合格を目指して学習中。電気技術者試験センターの一次資料を確認し、暗記値だけに頼らない判断手順へ整理しています。運営者情報と編集方針を見る




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