2種 配電理論・配線設計

【ミニテスト】単相の電圧降下計算|第二種電気工事士

単相2線式・単相3線式の電圧降下を計算しよう|第二種電気工事士 配電理論」の理解度をチェックするミニテストです。

問題数 10問(4択)
目安時間 5〜10分
合格ライン 7問以上正解

1問ずつ解いて「解答を見る」で答え合わせしましょう。最後に正解数を数えて実力チェック!

解く前に確認する要点

この「単相の電圧降下計算」ミニテストは、単相2線式・単相3線式の電圧降下、電線抵抗、負荷端電圧、電圧降下率、中性線欠相を10問で確認するページです。問題文のrが「電線1本・こう長分の抵抗」なのか、往復分を含む回路全体の抵抗なのかを最初に確認してください。

  • 電線1本の抵抗をr、電流をIとすると、抵抗分だけを考える簡略式は、単相2線式がv = 2rI、平衡した単相3線式の100 V側がv = rI
  • 電線抵抗はR = ρL ÷ A。Lが片道のこう長なら、単相2線式では往路と復路の2本分を電圧降下式の係数2で数える。長さと係数で往復分を二重計上しない。
  • 負荷端電圧はV = Vs − v、電圧降下率は(Vs − V) ÷ Vs × 100。電圧差を出してから送り端電圧で割る。
  • こう長60 m以下では、電気使用場所内の変圧器から供給する場合は幹線3%以下・分岐回路2%以下、一般送配電事業者から低圧受電する場合は各2%以下が原則。条件なしに「合計5%」と覚えない。

誤答しやすい理由

  • 電線1本の抵抗rに2を掛け忘れる、またはR = ρL/AのLを往復長にしたうえで2を重ねて掛ける。
  • 単相3線式は常にv = rIだと思い、不平衡負荷や中性線電流という前提差を見落とす。
  • 電圧降下率を負荷端電圧で割る、または100 Vから減った電圧をそのまま百分率として扱う。
  • 幹線と分岐回路の合計5%を、供給方式やこう長に関係なく使える一律の上限だと覚える。

不安がある場合は、先に 単相2線式・単相3線式の電圧降下を計算しよう を読み、式の意味を確認してから解いてください。

問題 1

単相2線式の電圧降下の公式として、正しいものは。ただし、rは電線1本の抵抗、Iは電流。

A:v = rI
B:v = 2rI
C:v = √3rI
D:v = 3rI

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正解:B(v = 2rI)
単相2線式は電線が往復2本あるため v = 2rI

問題 2

単相3線式の電圧降下の公式(平衡負荷の場合)として、正しいものは。

A:v = rI
B:v = 2rI
C:v = √3rI
D:v = 3rI

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正解:A(v = rI)
単相3線式は平衡時に中性線に電流が流れないため v = rI。単相2線式の半分。

問題 3

断面積2.0 mm²、長さ10 mの銅線の抵抗〔Ω〕に最も近いものは。ただし、銅の抵抗率は1.72×10⁻² Ω·mm²/m。

A:0.043
B:0.086
C:0.172
D:0.344

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正解:B(0.086)
R = ρL÷A = 0.0172×10÷2.0 = 0.086 Ω

問題 4

電線のこう長が60 m以下で、電気使用場所内に設けた変圧器から供給する低圧配線について、幹線と分岐回路を合わせた電圧降下の上限は。

A:1%以内
B:3%以内
C:5%以内
D:10%以内

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正解:C(5%以内)
こう長60 m以下で電気使用場所内の変圧器から供給する場合は、幹線3%以下+分岐回路2%以下で合計5%以下。低圧受電の場合や60 mを超える場合は基準が異なります。

問題 5

単相2線式で電線1本の抵抗が0.15 Ω、電流が20 Aのとき、電圧降下〔V〕は。

A:3
B:6
C:10
D:15

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正解:B(6)
v = 2rI = 2×0.15×20 = 6 V

問題 6

単相3線式で中性線が断線(欠相)した場合に起こる現象は。

A:電圧が均等に分配される
B:電流が遮断される
C:不平衡負荷の一方に過電圧がかかる
D:接地電流が流れる

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正解:C(不平衡負荷の一方に過電圧がかかる)
中性線欠相時、負荷の大きさに応じて電圧が不均等に分配され、軽負荷側に過電圧がかかり機器が焼損する危険がある。

問題 7

電線の太さ(断面積)を2倍にすると電線の抵抗はどうなるか。

A:2倍になる
B:½になる
C:4倍になる
D:変わらない

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正解:B(½になる)
R = ρL÷A → 断面積Aが2倍になると抵抗は½になる。電圧降下の改善に有効。

問題 8

負荷端電圧を求める式として、正しいものは。ただし、Vsは送り端電圧、vは電圧降下。

A:V = Vs + v
B:V = Vs − v
C:V = Vs × v
D:V = Vs ÷ v

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正解:B(V = Vs − v)
負荷端電圧 = 送り端電圧 − 電圧降下 → V = Vs − v

問題 9

単相2線式で送り端電圧100 Vに対し負荷端で96 Vであった。電圧降下率〔%〕は。

A:2
B:4
C:6
D:8

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正解:B(4)
電圧降下率 = (100−96)÷100×100 = 4%

問題 10

電圧降下が許容値を超える場合の対策として、正しいものは。

A:電線を細くする
B:電線を太くする
C:負荷を増やす
D:配線の長さを延ばす

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正解:B(電線を太くする)
電線を太くすると抵抗が減り、電圧降下が小さくなる。配線を短くするのも有効。

答え合わせで見るポイント

正解数だけで終わらせず、間違えた問題を「配線方式の係数」「電線抵抗」「電圧と許容値」「中性線欠相」に分けてください。式の選択ミスと、こう長・断面積・百分率の代入ミスを分けて記録します。

問1〜2・5 単相2線式・3線式の係数 rが電線1本分であることを確認し、2線式は2rI、平衡3線式はrIを選べたか。
問3・7 電線抵抗と断面積 R = ρL/Aを使い、長さ・断面積・往復分を重複なく処理できたか。
問4・8〜10 許容値・負荷端電圧・対策 適用条件を確認し、電圧差、降下率、電線を太くする理由を説明できるか。
問6 中性線欠相 不平衡負荷では軽負荷側が高インピーダンスとなり、過電圧になる危険を説明できるか。

復習手順

  1. 間違えた問題番号をメモし、表のテーマに分類する。
  2. 単相の電圧降下解説へ戻り、問題文のr・L・Iが何を表すか、往復分をどこで数えるかを式の横に書く。
  3. 翌日に同じ問題だけを解き直し、配線方式、抵抗、電圧差、百分率の順で計算を再現する。

問1〜5・7〜9を間違えた場合は、「配線方式・rの範囲・往復係数・求める単位」の4点を先に書いて再計算してください。問4は供給方式とこう長、問6は負荷の大小と電圧の高低を対にして確認します。

結果の目安

9〜10問正解 完璧!この分野はバッチリです
7〜8問正解 合格ライン。間違えた問題を復習しよう
4〜6問正解 もう少し!解説記事を読み直そう
0〜3問正解 基礎から復習が必要。焦らず1つずつ

間違えた問題があったら、解説記事で該当箇所を復習しましょう。

→ 解説記事「単相2線式・単相3線式の電圧降下を計算しよう|第二種電気工事士 配電理論」を読む

関連ページと公式確認先

このミニテストは学習用の確認問題です。試験日程、申込方法、出題範囲、合格基準などの制度情報は、必ず公式サイトの最新案内で確認してください。

最終確認日:2026年7月24日

資格太郎

この記事を書いた人:資格太郎電気工事士の独学合格を目指して学習中。一次情報(電気技術者試験センター・法令)を基に、市販テキストでわかりづらい部分をかみ砕いて解説しています。姉妹サイト「消防設備士への道」も運営。運営者情報を詳しく見る

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