結論から言います。PSEは国が一品ずつ安全認証した印ではなく、届出事業者が法定の義務を果たした後に行う表示です
試験では、ひし形・丸形の暗記だけでなく、製造・輸入、適合性検査、自主検査、表示、販売、工事での使用を順につなげると正解できます。この10問で、誰にどの義務があるかを具体的に確認します。
問題はすべて当サイト作成のオリジナルで、公式過去問題の転載ではありません。2026年7月27日に、e-Gov法令検索「電気用品安全法」 、経済産業省「電気用品安全法の概要」 、経済産業省「自主検査」 、経済産業省「表示」 、経済産業省「特定輸入事業者と国内管理人」 を照合しました。2025年12月25日施行の海外事業者規制を反映し、技術基準解釈の改正履歴 で2026年6月1日の改正状況も確認しています。
現場での確認: PSEの図形だけで判断せず、届出事業者名、定格電圧・定格電流など、その電気用品に必要な表示を確認します。表示が不自然、事業者が追えない、定格が工事条件に合わない場合は使用を止め、仕入先と公式資料で確認してください。
PSE表示までの流れを先に整理
段階
主な担当
確認すること
1. 区分
製造・輸入事業者
対象品か、特定電気用品か
2. 手続・検査
届出事業者
技術基準、自主検査、必要な適合性検査
3. 表示・販売
届出事業者・販売事業者
義務を履行した後の表示、販売時の表示
4. 工事
電気工事士等
法定表示と定格・用途の適合
「特定電気用品」は、構造・使用方法などから特に危険や障害が発生するおそれが多いものとして政令で定められます。特定電気用品にはひし形、特定電気用品以外の電気用品には丸形のPSE記号が使われます。ただし、記号だけがPSE表示のすべてではありません。
電気用品安全法・PSEのオリジナル10問
第1問: 電気用品安全法の目的として最も適切なものはどれですか? A. 電気料金を全国で統一する B. 製造・販売等を規制し、民間の自主的活動を促進して危険・障害の発生を防止する C. 電気工事士試験の合格者数を調整する D. すべての電気用品を国が直接製造する
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正解:B 法第1条は、電気用品の製造・販売等を規制するとともに、民間事業者の自主的な安全確保活動を促進し、危険・障害の発生を防止することを目的としています。
第2問: 「特定電気用品」の説明として正しいものはどれですか? A. 価格が高い電気用品 B. 構造・使用方法などから特に危険や障害が発生するおそれが多く、政令で定める電気用品 C. 海外で製造された電気用品すべて D. 電気工事士だけが購入できる電気用品
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正解:B 法第2条の区分です。「高価」「輸入品」といった理由では決まりません。個別製品が対象か、どの区分かは品名・構造・定格まで見て政令や公式資料で確認します。
第3問: 特定電気用品に用いられるPSE記号の形はどれですか? A. 丸形 B. ひし形 C. 三角形 D. 星形
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正解:B 特定電気用品はひし形のPSE記号です。登録検査機関の適合性検査を受け、その証明書を取得・保存する義務が加わる点も、丸形との重要な違いです。
第4問: 特定電気用品以外の電気用品に用いられるPSE記号の形はどれですか? A. ひし形 B. 四角形 C. 丸形 D. 六角形
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正解:C 特定電気用品以外は丸形です。ただし、丸形なら検査不要という意味ではありません。届出事業者には技術基準適合と自主検査・記録保存などの義務があります。
第5問: 国内で電気用品の製造・輸入事業を始めた事業者が、事業届出を行う原則的な期限はどれですか? A. 開始の1年前まで B. 最初の商品を販売した日の翌日だけ C. 事業開始の日から30日以内 D. 届出は任意
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正解:C 法第3条は、事業開始の日から30日以内の届出を求めています。「販売前に必ず届出を済ませる」という期限問題へ置き換えず、条文の30日以内を覚えます。販売までには別途、技術基準適合・検査・表示の条件を満たす必要があります。
第6問: 届出事業者が行う自主検査と記録について正しいものはどれですか? A. 外観を見れば記録は不要 B. 検査を行い、検査記録を作成して原則3年間保存する C. 販売店のレシートを10年保存すればよい D. 特定電気用品以外には自主検査義務がない
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正解:B 法第8条に基づき、届出事業者は検査を行い、記録を作成・保存します。経済産業省の手続案内では保存期間は検査の日から3年間です。特定か否かにかかわらず、自主検査は必要です。
第7問: 特定電気用品を販売するまでに、届出事業者へ追加で求められる手続はどれですか? A. 市区町村による価格審査 B. 登録検査機関の適合性検査を受け、証明書を取得・保存する C. 購入者全員の免状を確認する D. 販売店がPSE記号を貼る
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正解:B 法第9条の適合性検査です。登録検査機関による検査と証明書の取得・保存が必要です。これで自主検査が不要になるわけではなく、両方を分けて覚えます。
第8問: 電気用品へ法定のPSE表示を付すことができる者として正しいものはどれですか? A. 表示がないと気付いた販売店 B. 法定義務を履行した届出事業者 C. 購入した電気工事士 D. だれでもよい
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正解:B 法第10条に基づき、技術基準適合・検査などの義務を履行した届出事業者が表示できます。販売店や工事士が、無表示品へ記号だけを後付けして適法にすることはできません。
第9問: 電気用品に該当する壁付きコンセントに法定表示がありません。電気工事士が設置工事に使用する判断として適切なのはどれですか? A. 新品なら使用できる B. 自分でPSE記号を書けば使用できる C. 法第28条の原則により使用せず、適法な表示のある製品を確認する D. 100V回路なら表示は不要
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正解:C 法第28条は、電気工事士等が電気用品を電気工作物の設置・変更工事に使用するとき、原則として法定表示のないものを使用してはならないと定めます。新品か中古か、100Vかだけで免除にはなりません。
第10問: 海外事業者が日本の消費者へ対象製品をオンラインで直接販売する場合、2025年12月25日施行の制度で正しいものはどれですか? A. 海外事業者には電気用品安全法が一切適用されない B. 購入者が輸入事業届を出す C. 海外事業者が特定輸入事業者として届出し、国内管理人を選任する D. 配送事業者がPSE表示を付す
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正解:C 改正後は、日本国内の消費者へ直接販売する海外事業者も特定輸入事業者として届出対象となり、国内管理人の選任などが必要です。海外通販だからPSE制度の外、とは判断できません。
答え合わせと復習先
問題
正解
確認テーマ
1・2
B・B
目的・特定電気用品
3・4
B・C
ひし形・丸形
5〜8
C・B・B・B
届出・検査・表示
9
C
工事での使用
10
C
海外直販・国内管理人
このミニテストに公式の合格点はありません。0〜4問なら電気用品安全法とPSE表示の基礎 へ戻ります。5〜7問なら「製造・輸入」「販売」「工事」の誰の義務かを書き分けてください。8〜10問でも、第7問の適合性検査と第6問の自主検査を説明し分けられなければ翌日に解き直します。
コンテンツ方針: この記事は現行法令と経済産業省の手続案内を基に作成したオリジナル問題で構成し、公式過去問題は転載していません。教材・工具・講座のアフィリエイトリンクも掲載していません。個別製品の対象区分や実際の仕入れ・施工では、最新の法令、政令、技術基準と事業者表示を確認してください。
よくある質問
Q. PSEマークがあれば、国が製品の安全を保証したことになりますか?
A. いいえ。PSEは、届出事業者が技術基準適合、検査などの義務を履行した後に行う法定表示です。事故が絶対に起きないという国の保証や、製品品質の順位を示すマークではありません。
Q. 販売店は、PSE表示のない商品に記号を貼って販売できますか?
A. できません。表示できるのは、技術基準適合・検査などの法定義務を履行した届出事業者です。販売事業者は、原則として法定表示のない電気用品を販売または販売目的で陳列できません。
Q. 丸形PSEの製品には検査が不要ですか?
A. いいえ。特定電気用品に必要な登録検査機関の適合性検査とは別に、届出事業者による自主検査と記録保存は特定電気用品以外にも必要です。
Q. 海外通販で日本へ直送される製品は、PSEを確認しなくてよいですか?
A. いいえ。2025年12月25日以降、日本の消費者へ直接販売する海外事業者も特定輸入事業者として規制対象です。工事へ使用する場合は、販売ページの画像だけで済ませず現物の法定表示と定格を確認します。
この記事を書いた人:資格太郎 電気工事士の独学合格を目指して学習中。マークの形だけでなく、製造・輸入から工事使用までの責任の流れを説明できる問題を作成しています。 運営者情報を詳しく見る
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